人は一日に平均100本ほど髪が抜けると言われています。それが夏になると季節的なものが影響して倍近くの200本ほどに増えるといわれます。正確にいうと8月~秋にかけてが一番抜け毛が増えると言われます。それは何故なのか?その原因から対策まで解説し、健康な頭皮を作っていきましょう。
目次
夏の抜け毛の原因
夏になると抜け毛が増えると感じる方は割と多いかと思います。
確かに普段1日100本程度の髪が抜けるのに対して夏はその2倍、200本程の髪が毎日抜けていると言われます。
動物は夏になると毛が抜けて、冬になれば寒さに適応する為に冬用の毛が生えてきます。犬や猫を飼っている家庭であれば分かると思いますが夏は暑さに備えて毛が沢山抜けるのを見た事があると思います。
人も一緒である程度、抜け毛が増えるのは普通なので必要以上に抜け毛に対して敏感にならなくても大丈夫です。
しかし夏は冷房や紫外線、海やプールなど頭皮が疲れてくるのも事実です。
しっかりとした頭皮ケアをする事で必要以上の抜け毛を増やさないようにしましょう。
では夏の抜け毛の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
夏の抜け毛の原因には自律神経が関係
春と夏は自然脱毛をする毛髪が多くなる季節といわれています。
季節によって抜け毛が増える要員として自律神経が深く関わっていると考えられます。
冬など寒い季節には身を守る為、自律神経から身を守れ!と命令が出される訳ですが、夏は逆に暑さから身を守る為の命令が各細胞に送られます。
動物は外気の温度に敏感に反応し、体毛の調節をしていると考えられています。
犬や猫を飼っている家庭ならよく見る光景かと思いますが夏にかけて体毛が大量に抜けていくと思います。
人も同じで暖かくなってきたから無駄な毛を減らして体温を下げよう、寒くなってきたから毛を増やそう、と大まかに説明するとこのような命令が自律神経から発信されています。
なので春から夏にかけて気温が上がってくると抜け毛が増えてくるのはこの為です。これは動物にとってごく自然なことで、本来備わっている生理機能です。
しかし夏の脱毛はこの自然脱毛だけでなく様々な要因原因で抜け毛が増えてしまいます。その原因を取り除き余分な抜け毛を防いでいきましょう。
夏の抜け毛の原因は海やプールのせい?
海やプールでの抜け毛の原因としては一番は塩素(アルカリ)が大きいかと思います。
海などは口に入った時、しょっぱいと感じると思います。プールも大量の塩素で消毒した水を使っています。
人の肌は弱酸性と言われていますがこの塩素というのはアルカリ性です。その為、長時間この塩素に髪をつけていると髪の栄養が溶け出し痩せ細っていきます。
よく海やプール後の髪がパサパサになったり茶色くなってきたりしたことはないでしょうか?あれはこの為です。
さらに塩というのは水分を吸収し乾燥させてしまいます。髪や頭皮に長時間さらされることで乾燥し髪はパサつきます。頭皮も乾燥により砂漠化して毛穴が歪み抜け毛や細毛の原因になってしまいます。
夏の抜け毛は紫外線のせい?
夏は紫外線もきつくなる季節。特に5月頃から紫外線量は一気に増えていきます。紫外線には老化を促進させてしまう効果があり特に一番直射日光を浴びる頭頂部はその影響を大きく受けてしまいます。
老化が促進される事で毛根の髪を生やす細胞、毛母細胞が活動を停止し抜け毛ばドンドンと増えていきます。
イギリスの新聞の写真です。
この男性はトラックドライバーで28年間顔の左側だけに日光が当たり続けていたそうです。左右でまるで別人のようです。これだけ紫外線の影響が大きいと思うとゾッとしますね。
夏の抜け毛は冷房のせい?
暑い夏を乗り切るには欠かせないのがクーラーですね。
冷房をつけて室内の気温を調節する事はとても大事です。しかし冷房が効き過ぎた部屋にずっといると身体は冷えていきます。
一番最初に影響を与えるのは代謝でしょうか?身体が冷えてしまうと代謝が悪くなってしまいます。代謝が悪くなってしまうと当然血液の流れも悪くなり血行不良になります
。冷え性などが良い例かと思います。
身体の血行が悪くなれば当然頭皮の血行も悪くなるので髪に十分な栄養が巡らず髪は細くなったり抜けていきます。また冷房によって涼しくなった部屋というのは湿度も低くなっています。湿度が低くなると頭皮の潤いも奪い乾燥していきます。
上記にもあるように乾燥は細毛や抜け毛など様々な頭皮トラブルの原因になってしまいます。
夏の抜け毛は夏バテのせい?
夏になると連日の猛暑から食欲もなくなる方が増えてくる季節です。
当然食欲がなく栄養が偏れば髪にいく栄養も少なくなるので毛根は弱っていきます。
さらに暑い夏はよく汗もかきます。汗をかくことで、髪に必要なミネラルが無くなり悪循環に陥ってしまいます。
かといって冷たいものばかりを食べている人は要注意です。冷たいものばかりを摂っていると体温は下がり血行不良になり髪に栄養が届きにくくなってしまいます。
さらに胃腸も弱ってくると薄毛を促進させてしまいます。
なぜかというと胃腸の働きが低下すると食べた物が十分に消化吸収されず栄養不足になってしまうからです。胃腸が弱ってくると生命維持に必要なところから栄養が分配される為、毛根などがある髪は後回しにされてしまいます。結果として
- 頭頂部の頭皮がかたくなる
- 髪の毛が細くなる
- 髪の毛がちぢれる
- 白髪になる
- といったような原因になります。
特に頭頂部から徐々に広がる脱毛の多くは胃腸衰弱によるものといわれているそうです。
夏の抜け毛の原因は睡眠不足のせい?
寝苦しい夏、睡眠不足になる方も多い季節です。睡眠不足は特に抜け毛の原因になります。その原因としては
- ホルモンバランス
- 新陳代謝
- 血行不良
の3つが大きく関係していきます。
まず睡眠不足で起こることとしてホルモンバランスの乱れがあります。
良質な睡眠をとれていれば、寝ている間に健康な髪の毛を作るのに必要なホルモンが分泌されます。
そのうちの一つがエストロゲンというホルモンです。このエストロゲン、特に女性にとって大切なホルモンで髪を艶やかに丈夫にするだけでなく、お肌の状態を整えたり自律神経を安定させてくれます。
寝不足になるとこでエストロゲンが分泌されにくくなり髪やお肌がボロボロになっていきます。
次に寝不足になる事で新陳代謝も低下します。新陳代謝は寝ている間に細胞を修復してくれるのですがそれが正常に行われないと、髪を作る毛母細胞はドンドン弱っていき細毛、抜け毛の原因へとなっていきます。
睡眠不足は体にとってとてもストレスになります。ストレスがある状態というのは常に交感神経が刺激されている状態です。
交感神経が刺激されると血管は収縮され血行が悪くなってしまいます。髪の健康の為には頭皮の血行は何より重要です。
頭皮の毛細血管に十分血液が流れれば、毛根に必要な栄養が行き渡り、丈夫な髪の毛を作ることができるでしょう。
夏の抜け毛の対策
今までは夏に抜け毛が増える原因、紫外線や海やプールでの影響など、、、を解説してきましたがこれからその対策を考えていきたいと思います。
海やプールでの夏の抜け毛対策
海やプールでの夏の抜け毛の原因は塩素(アルカリ)による頭皮の乾燥が主な要因でした。かと言って海やプールに絶対行くな!とは言えないですよね。
ではなるべくダメージを最小限に抑えれる対策をしていきましょう。
まずはなるべく髪を海やプールにつけておくのはやめましょう。髪を塩素などの水に長時間浸しておくと、それだけで髪や頭皮の負担になります。
また長時間泳ぐのも危険です。水は体温を下げるので1時間程度を目安に休憩して体を温めるようにしましょう。体温が下がると血行不良の原因になるのでなるべく体温を下げすぎないように気をつけて下さい。
またロングヘアの方であれば三つ編みなどにまとめておく方が髪のダメージを減らせます。
というのも髪を下ろしておくと髪の毛同士の摩擦により髪が傷みます。特に濡れた髪は刺激に弱くなっているので摩擦を最小限に抑えられふ三つ編みスタイルなどがオススメです。
また頭皮の乾燥から抜け毛に繋がると説明したように海やプール後はなるべく早く髪を洗い塩素を流しましょう。
乾燥を防ぐ為にヘアオイルを頭皮にもつけてあげると良いです。あまり付けすぎるとベタつきの原因になるので、ロングの方で小粒3つを毛先につけてそれを根本のほうに伸ばしていくイメージでやってみて下さい。
オススメオイル
紫外線による夏の抜け毛対策
紫外線での抜け毛対策にはやはり、なるべく直射日光を浴びないようにする事です。
- 帽子をかぶる
- 日傘をさす
- 髪を紫外線から守るヘアスプレーを使用する
- 髪を紫外線から守るトリートメントを使用する
このような対策が考えられます。
帽子は紫外線対策にかなり有効です。つばもなるべく大きなもので広範囲をカバーできるものが良いかと思います。
また特に重要なのが帽子の色で黒が一番オススメです。黒というのは紫外線を通さない色として最も適していているようです。
他では紺、青、赤の色も紫外線予防に適しています。
また日傘も帽子同様に紫外線対策として有効です。日傘も帽子と同じようにやはり黒がオススメです。
しかし帽子や日傘はあくまでも頭皮に限った場合です。体などはアスファルトなどの照り返しについてはあまり防げないので体全体を覆う対策が必要になります。
商品としてはUVカットをしてくれるヘアスプレーや洗い流さないトリートメントなどがあります。これらを使用する事でも紫外線対策ににります。
頭皮に限れば頭の表面を全体に守ってくれるスプレーがオススメです。
オススメスプレー
髪、身体までしっかりUVカット。 白浮きしないクリアスキン処方でさらりとした使用感。
オススメトリートメント
バオバブエキスが毛髪内部に浸透し潤い感に満ちた髪に
紫外線対策についてはこちらにも詳しく掲載されています。
冷房による夏の抜け毛対策
冷房による体温の低下は血行不良を起こします。
またクーラーの効いた部屋と暑い外を行き来するとそれだけで体力が消耗し自律神経も乱れてしまいます。
必要以上にクーラーの温度は下げないようにしましょう。冷房の適温は外気より5℃程度低い27~28℃くらいが良いとされています。
筋肉量や皮下脂肪により体感温度が変わりますが送風や除湿を使って快適に過ごせるように工夫しましょう。
特に夏場は平均湿度が77%で冬は50%台と湿度が高くなります。湿度が15%変わると体感温度は1℃変わるといわれるので湿度を下げるだけでも快適に過ごせそうです。
また冷房の風は上向きにして直接あたらなきようにしましょう。風が直接当たると頭皮の乾燥の原因になります。
夏バテによる夏の抜け毛対策
夏は食欲も無くなり身体もだるくなる季節。食事は髪の栄養をとるうえでもとても大事事です。
ではどのようにしたら良いのでしょうか?
①食事は量より質を考えて摂りましょう。
食欲がなくても一日三食を心がけましょう。また夏は胃腸も疲れてきますので、なるべく負担のかからない消化の良いものをタンパク質、ミネラル、ビタミンをバランス良く食べましょう。
②香辛料を上手に使って食欲増進しましょう。
トウガラシやわさび、コショウなどの香辛料、シソ、ネギ、生姜などの香味料は食欲増進の効果があります。これらを上手に取り入れて食欲アップしましょう。
③冷たいものを摂りすぎないようにしましょう。
清涼飲料水やアイスなど冷たいものを摂り過ぎると胃腸を傷めたりして食欲が無くなります。また身体も冷えるので摂り過ぎには注意してください。
④水分、ミネラルを補給しましょう。
夏は沢山汗をかきます。同時にミネラルも不足しがちになるのでこまめな水分補給や海藻類などミネラル豊富な食物を取り入れましょう。
⑤ビタミンB1の補給を忘れずに
夏場はビタミンB1の消耗が激しく不足しがちになります。これが不足すると取り入れた栄養をエネルギーに変換する事が出来なくなります。ビタミンB1を多く含む豚肉、うなぎ、大豆、ほうれん草、ゴマなどがあります。これらをアリシンを含む食材、ニンニク、ニラ、ネギ、玉ねぎなどと一緒に摂る事でビタミンB1の吸収が良くなります。
⑥クエン酸で疲労回復
クエン酸、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、梅干しなどは疲労の原因となる乳酸を取り除いてくれます。クエン酸自体も売っているのでそれをミネラルウオーターに大さじ一杯ほどを入れて水分補給するのも効果的です。
また髪に良いとされる食べ物もこちらで紹介されているので気になる方はどうぞ。
睡眠不足による夏の抜け毛対策
睡眠不足は寝ている間に成長ホルモンを出して髪を育てるのにとても悪影響とされています。
夏場は特に寝苦しく睡眠不足に陥りやすいです。ではどのようにすれば良いでしょうか?
まず初めに快適に眠る為の温度は26~28℃、湿度が50%以下が良いとされています。逆に寒くし過ぎてしまうと身体に負担が掛かり疲れが残ってしまいます。
また就寝時の室温を少し低めにしておくと寝付きが良くなるようです。就寝1時間前に25℃くらいに冷やしておき寝る直前に温度を上げるのが良いかもしれません。
また湿度も大事で多湿も睡眠不足の原因になります。除湿機やクーラーのドライを上手く使いましょう。
これ以外にも寝るときに足首を冷やしてしまうと人間の体は体温が下がったと錯覚して体が体温をあげようとしてしまいます。
体温が上がりすぎると睡眠の妨げになるので、足首を冷やし過ぎないようにしたり、夏用のレッグウォーマーを使うのが良いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
夏は頭皮も疲れやすい時期で抜け毛を心配される方も多いかと思います。
ある程度は自然現象なので気にせずキチンとした頭皮ケアをすれば良いかと思います。
しかしあまりにも夏に頭皮が疲れてしまうとその疲れが9月頃から抜け毛の増量といった形で現れてしまうので適度に頭皮ケアを行う方が良いでしょう。