毎日シャンプーをしているのに頭の臭いが気になる。と言う方はございませんか?
実は自分では気づいていないかもしれませんが意外と頭の臭いってあるんです。
今回はそんな臭いについて、意外と知らない臭いの原因とその対策についてご紹介していきます。
目次
自分の頭皮の臭いをチェックする方法
自分の頭の臭いと言うのは意外と気づけないものです。毎日嗅いでいる自分の臭いが実は周りの人からしたらちょっと気になるかも?
そんな不安に陥ってしまうと益々気になってしまいますよね。そこでこちらでは自分で出来る簡単なセルフチェックをご紹介します。
1頭皮を指で軽くこすってみる
頭皮を指で軽くこすった時に皮脂がつきます。それを嗅いでみて下さい。油っぽい酸っぱい臭いがしてきたら要注意です。
時間帯によっても変わってくると思いますがシャンプー後、日中、夜と分けて行ってみて下さい。
シャンプー後でも臭い
シャンプー後でも臭うと言うことは綺麗に皮脂汚れが洗えていない可能性が高いです。
頭皮についた皮脂や雑菌が頑固なのでシャンプーを入念にする、
クレンジング用のシャンプーや洗浄力のあるシャンプーを使うなどの対策が必要です。
日中に臭う
外出する際などに頭皮が紫外線や外気に触れます。その時に頭皮の皮脂が多いと紫外線などで皮脂が酸化され臭いを発生させてしまいます。
臭いがきついと言うことは皮脂の分泌量が増えすぎている可能性があります。
夜に臭う
一日紫外線や外気に触れ、さらに汗もかいている頭皮は皮脂の酸化による臭いだけでなく
汗による湿気で雑菌の繁殖も増えている可能性があります。雑菌は湿気を好み皮脂や古い角質を栄養に増えていきます。
少し苦いような臭いを感じたら雑菌による臭いの原因かもしれません。
2ベタつきをチェックしてみる
髪がベタついている、頭皮を触った時にベタつきを感じる人は注意が必要です。それだけ皮脂の分泌量が増えていると言うことです。
皮脂が増えると酸化した時の臭いがキツくなる、雑菌が繁殖しやすくなるなど臭いの原因を増殖さえてしまうのでベタつきは禁物です。
逆に乾燥し過ぎもかえって、それを補おうと皮脂が過剰分泌する原因となるので程よい潤いがある状態の頭皮が好ましいです。
3帽子や枕の臭いをかいでみる
帽子や枕は意外と雑菌だらけで臭いを発生させやすいです。
人は夜寝ている時に意外と汗をかいておりそれが原因で雑菌が繁殖し臭う元となります。
また帽子などはどうしても蒸れやすく、湿度が高く保たれているので雑菌が繁殖しやすい状況と言えます。
帽子や枕が臭うのであれば雑菌による臭いの原因が高いです。枕などは洗いたてよりも2~3日経過した物の方が分かりやすいかと思います。
4ドライヤーの風を後ろから当てる
普段、髪を乾かす時にあまり意識する事はないかもしれませんが髪の毛を乾かしている時にも自分の頭皮に臭いを確認することができます。
髪を乾かす時に少しうつむき加減で後ろから風を当ててみて下さい。
日頃から皮脂が多く頭皮が臭う方であれば、
普段のシャンプーで汚れが綺麗に落ちきれてなくドライヤーの風に乗って臭いがすると要注意です。
頭皮の臭い原因
頭皮の臭いの原因には大きく分けて2つの要因が考えられます。
一つは皮脂の酸化による臭いの原因です。料理用油も長時間放置していると古臭い臭いがしてきますね。
頭皮も一緒で皮脂の分泌量が増えると普段のシャンプーだけでは落ちきらず皮脂が頭皮にたまり臭いがキツくなります。
またそれをエサにカビなど雑菌が繁殖してその菌による臭いが発生してしまうう場合があります。
頭皮には多数の皮脂腺があり、顔で特にテカリが気になるTゾーンの約二倍もの皮脂腺が存在し人体で最も皮脂腺が多い場所と言われています。
そのためお風呂に入らず洗髪しなかったり、雑な洗い方をして十分に皮脂や汚れが落ちなかった場合は、
皮脂が酸化して過酸化脂質と呼ばれる皮脂が酸化したものへと変ります。
さらに年齢を重ねるごとにパルミトオレイン酸という脂肪酸の1種を分泌するようになります。
パルミトオイレン酸と過酸化皮脂が反応することで臭いの原因となるノネナールという物質が発生してしまいこれが悪臭の原因になります。
若い頃は体内にある抗酸化物質が働いて、酸化を防いでくれるのですが、
歳を重ねるごとに抗酸化物質の働きが弱まりますので注意が必要です。
また菌の繁殖による臭いの原因というのは洗濯物の生乾きなどで経験があるでしょうか?
髪の毛が濡れた状態のままでいると、雑菌が繁殖しフケの原因となる癜風菌というカビが増えてしまい、フケと頭皮の臭いを発生させるのです。
基本的に体には常在菌があるのですが皮脂の分泌量が増えるとそれをエサに菌は繁殖します。
さらにドライヤーで髪をしっかりと乾かさず生乾きのままだと湿度が高くなり菌にとっては過ごしやすい環境になってしまうので
さらに菌は増えてしまいます。
まずは皮脂を溜めすぎない。しっかりと乾かして菌を繁殖させない環境つくりが大切です。
頭皮の臭い解決方法
頭皮の臭いの原因はこれでわかりましたね。では実際にどのようなことを気をつけていけば良いのか見ていきましょう。
頭皮の臭い対策・食事
食事と臭いの関係は密接で食生活が変わると体臭も変わります。
野菜をあまり摂らず肉中心の動物性タンパク質の多いもの、香辛料や刺激物などのスパイスなどが増えると臭いの放つ汗を描きやすくなるのでそれだけでも臭いの原因になります。
またそれに加え、ジャンクフードなど脂質や糖質、添加物の多いものばかりを食べていると腸内環境が悪くなり新陳代謝が正常に行われなくなってしまいます。
新陳代謝が正常に行われないと、血行が悪くなったり老廃物がたまりやすくなるのでそれが臭いの原因になったりします。
まずは脂質や糖分、余分な添加物などは必要以上に摂取しない。
野菜を多く摂る。特に食物繊維を含んだ緑黄色野菜や植物性タンパク質の代表である大豆製品、魚介類、ミネラルの豊富な海藻類などがオススメです。
また抗酸化作用の高いビタミンC、Eを多く摂取することも効果的でビタミンCはピーマン、レモン、ブロッコリー、キウイ。ビタミンEはピーナッツなどのナッツ類、カボチャ、ほうれん草、卵などです。
頭皮の臭い対策・生活習慣
生活習慣も大事で特に睡眠やストレスは頭皮に悪影響を及ぼします。
まず生活習慣が悪くなるとホルモンバランスが崩れます。
ホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌量が増える、新陳代謝が正常に行われないといった悪循環に陥ってしまいます。
そうならに為にもしっかりと睡眠をとる。太陽の光を浴びる。適度な運動をするなどストレスをなるべく溜めないように心がけましょう。
また大豆に含まれるイソフラボンはホルモンバランスを整えてくれる効果があるのでオススメです。
頭皮の臭い対策・ドライヤー
湿気は菌の大好物なので必ず乾かすようにしてください。
上記にもあるように湿度が高いと菌は繁殖しやすくなります。菌がはん洗濯物の生乾きの苦いような臭いです。
また濡れたままの状態で寝てしまうと枕まで菌の温床になってしまいます。
枕はなかなか丸洗いする頻度は多くないと思うので毎日雑菌だらけの場所で寝ていることになるので
お風呂上がりはまず髪を乾かすようにしましょう。
頭皮の臭い対策・シャンプーのタイミング
シャンプーのタイミングは大事でその日の汚れはその日のうちにというように夜、寝る前に洗うように心がけましょう。
上記にもあるように1日経つと意外と皮脂は溜まっています。
そのまま放っておくと菌の餌になり繁殖しやすくなります。
また寝ている時は意外と汗を書いているのですがその汗と皮脂が反応して悪臭に変わります。
そのまま枕をほおっておくと枕から臭いがついてしまうので要注意です。
さらに朝シャン派の方はシャンプーをすると皮脂はなくなりますがその間、頭皮を守るものがなくなるので紫外線や外的刺激に対して敏感になりかえって頭皮に対して悪影響になります。
皮脂は頭皮を守るバリア機能の役割もあるので夜シャンプーをして朝、適度な皮脂量になるようにするのが好ましいです。
頭皮の臭い対策・オススメシャンプー
頭皮の臭いの原因は皮脂の分泌量が増えてそれが酸化した過酸化脂質とそれを餌に繁殖する雑菌でした。
ではまず原因となる皮脂を取り除いていかなければなりません。
皮脂をしっかりと取り除いてくれる洗浄力、逆に皮脂を取りすぎて乾燥しすぎてもそれを補おうと皮脂が過剰分泌するので洗浄と保湿のバランスが大事になります。
オススメシャンプー
しっかりと皮脂汚れを取り除いてくれるクレンジング用シャンプー。
クレンジングシャンプーというと必要な皮脂まで根こそぎ取り除いてしまうイメージがありますが、
このシャンプーは頭皮に潤いを与えながら毛穴の汚れを取り除くシャンプーです。
乾燥で敏感になった肌も潤って健やかに保ちます。
低刺激かつしっかりとした洗浄力で皮脂汚れを取り除いてくれる戦場成分が魅力的です。
また加水分解大豆エキスは保湿効果を高めてくれます。カキタンニンは微弱なタンパク質変性作用によって雑菌の繁殖を抑え臭いや痒みを予防し消臭効果も高いです。
ただピロクトンオラミンという殺菌剤がかゆみやフケを抑える有効成分として知られているのですが、強力すぎる為、皮膚常在菌まで過剰に殺菌してしまうことで地肌の環境をむしろ乱してしまうこともあります。
なので3~4日に1回のペースが目安になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
頭皮の臭いの一番の原因は皮脂が大きいかと思います。しかしその皮脂もなぜ増えるのか?
食生活や生活習慣、そもそもの体質なのか?はたまた乾燥による異常分泌なのか?
そもそもの根本的な部分を見直していきながら、今の状態を把握し正常な皮脂を保ち清潔な頭皮を心がけてください。