パーマをあててサロンでセットした時は良い感じにセットされていたけど、家に帰ってから自分でセットしてみたら案外パーマ感がなかったり上手くパーマが出せない!といった方は少なくないです。
パーマがとれた!とかパーマが弱い!と思った方も多いはずです。
でもそれは本当にパーマがとれただけでしょうか?もしかしたらセットの仕方やパーマの出し方が間違っているだけかもしれません。
もちろんキチンと担当スタイリストが説明しないといけないのですが、もしかすると実はセットの仕方やパーマの出し方を変えるだけで変わるかもしれませんよ?
最近ではユルフワパーマが流行っているのでそもそもが緩いパーマで乾かし方一つであまりパーマ感が無くなってしまいます。
今回はそんなパーマの出し方やスタイリングのコツをご紹介していきます。
目次
パーマスタイルで乾かす前の注意点
まずパーマスタイルでは乾かす前にも気をつけたい事があります。
これはパーマスタイルだけではなくどんなスタイルでも共通する事ですが特にパーマスタイルではこれらをやる事で仕上がりのスタイルが綺麗になりやすいです。
クシでとかして毛流れを整える
パーマスタイルは特にカールやウェーブがあるので髪が絡まりやすいです。
トリートメントなどをしていてもストレートスタイルに比べるとやはり絡まってしまいがちです。
なので乾かす前はクシで髪をとかし、絡まりを無くして下さい。
なぜ絡まっているとダメなのか?それはそのまま乾かしてしまうとそのままの形がついてしまいます。特にパーマスタイルは絡まりやすく、髪は水分が無くなり乾く直前が一番髪の形がつきやすいからです。
その時に狙ったウェーブとは違う形がついてしまうとストレートと違いまとまりが悪くなってしまいます。毛先があっちやこっちに向いて収拾がつかなくなるのです。
また絡まったまま乾かすと髪の毛同士の摩擦も大きくなり髪のダメージに繋がります。
髪のダメージが進行すると髪はパサつき、これもパーマがとれる原因になります。
絡まりやすい人は洗い流さないトリートメントを使う
これも先程の理由と同じで絡まったままだときれいなウェーブが出ない、髪同士の摩擦でダメージが進行するといった理由です。
とくに絡まった髪をムリにとかそうとすると余計にダメージになってしまいます。
またパーマをした後は髪の水分量が低下してパサつきやすくなる場合があります。なので保湿の効果と髪の摩擦の軽減の為にも洗い流さないトリートメントはつけた方が良いです。
ただここで気をつけないといけない事があります。それはあまり質感の重いしっとりとしたトリートメントをつけすぎない事です。
質感の重いものはそれだけしっとりとまとまりツヤも出やすいので人気ですがパーマが伸びる原因になるかもしれません。
地球には重力があるのでトリートメントの皮膜が髪の表面にまとわりつき過ぎてしまうとそのトリートメントの重さでパーマが伸びます。あまりに重たいトリートメントやつけすぎはかえって逆効果になってしまうので比較的質感の軽いものやつけすぎに注意して下さい。
分からない場合はスタイリストに相談しても良いと思います。
しっかりとタオルドライをしてから乾かす
意外と重要なのがタオルドライです。
お風呂上がりやシャンプー後、しっかりと髪の水分を拭き取る事で後のパーマのセットのし易さがかなり変わってきます。
というのもあまり水分を拭き取らないまま乾かしていくと水分の重みで乾かしている内にパーマが伸びやすいからです。
しっかりとパーマがあたっていればさほど気にする事はないかもしれませんが、乾かす前にしっかりと水分を拭き取る事で乾かす時のパーマ感を出し易く後のセットが簡単になります。特に流行りの緩いパーマなどに効果的です。
パーマスタイルで乾かす時の注意点
では実際に乾かす際に気をつけたい事やパーマの出す乾かし方をご紹介していきます。
基本的に髪は濡れている時が一番が一番パーマ感が強く出ます。乾かしていく毎に少しパーマが伸びて緩くなる性質があります。
詳しくはまた次回ご紹介しますがこの性質があるのでパーマは乾かし方で大きく印象が変わってきます。
ショートスタイルのパーマの場合
ショートスタイルのパーマの場合は乾かした時の髪の水分量でパーマ感が変わります。
基本的にパーマは髪が濡れている時が一番パーマがでます。乾かしていくと少しパーマが緩く伸びてくる軽減がある人は多いのではないでしょうか?
ショートスタイルもパーマ感を出そうとすれば少し髪に水分を残しておく方がパーマが出ます。
根元を乾かし中間、毛先は少し半乾きの状態でワックスなどスタイリング剤を使えばしっかりとパーマが出ます。大体9割くらいまで乾かし少し湿っている程度です。
またムースなども水分が多いスタイリング剤などである程度乾いている髪でもパーマが戻ります。スタイリング剤をつける時は髪を揉み込むようにつけるとよりパーマ感がでます。
逆にパーマをあまり出したくない場合はしっかり乾かしましょう。
乾かす時にしっかりと根元をこすりながら毛先を激しく乾かす方が遠心力でパーマはより伸びていき緩くなるので、少しパーマが強すぎるかな?学校や職場などで大人し目にしておきたいといった方は髪の毛を振るように激しく乾かすとパーマは伸びます。
ミディアム・ロングスタイルのパーマの場合
ミディアム、ロングの場合もショートと基本的には同じで髪が濡れている時が一番パーマが強く、乾かしていくとパーマは伸びます。
しかしミディアム、ロングの場合は乾かし方でパーマをしっかり出したりコテで巻いたような緩やかで大きなカールを作る事が出来ます。
根元はしっかりと乾かし、中間から毛先は9割程度まで乾かします。
パーマをあてたままの感じをそのまま出したければ写真のように手で包み込むように持ち上げ乾かしていきます。するとパーマがそのままの状態だ乾きウェーブがキープされます。
コテで巻いたような大きなカールが欲しい場合は写真のように指に髪をクルクルと巻き付けながら乾かしていくとゴロンとしたカールのパーマを作りやすくなります。
またパーマをあてたそのままの状態をキープしたければパーマ用のディフューザーというものをドライヤーにつける事で、それで乾かすと濡れた時のパーマ感をそのままに乾かす事が出来る道具もあります。
ハホニコ ディフューザー
ドライヤーの口にセットしてそのまま風をあてるだけなので簡単にパーマスタイルをさいげんできます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
パーマは意外と乾かし方や手入れの仕方でパーマ感が変わってしまいます。
パーマがとれてきているかな?と感じていても意外と乾かし方でパーマがでるかもしれませんよ。
逆にいえば乾かし方のどで色々な雰囲気のスタイルが幅広くできるかもしれません。
皆さんも是非チャレンジしてみて下さい。