皆さんはパーマをあてたらどれくらいもちますか?
3ヶ月以上もつ人もいれば1ヶ月ほどでとれる人もいるかと思います。
もちろんカットを頻繁にすればそれだけパーマがあった箇所は無くなるのでカットをすればする程無くなります。
しかしそれ以外でパーマをもたせようとするとどうすれば良いでしょうか?
今回はパーマのもちや持続性を上げる為に気をつける事やパーマがとれる原因をご紹介します。
目次
パーマがとれる原因とは?
そもそもパーマがとれる原因とは何なのでしょうか?
基本的に髪は重力があるのでクセなどが無ければストレートに真っ直ぐ下に落ちますね。しかしパーマをあてるとその重力に逆らってカールやウェーブをつけます。
これは髪の毛の中の栄養、タンパク質などがしっかりとある健康な髪の毛ほど、ハリコシ、弾力があるので綺麗なカールやウェーブをキープ出来ます。
逆にタンパク質など栄養が抜けてしまうと、髪の内部がスカスカになりハリコシや弾力が無くなります。
そうなると重力に負けてカールやウェーブは伸びストレートのようになってしまいます。
これがパーマがとれる原因です。
他にもオイル系トリートメントやしっとりタイプのトリートメントなどで髪の表面に皮膜が積み重なり、それが重しとなって伸びる場合もあります。
基本的にはパーマの場合はあまり髪の毛に必要以上にトリートメントなどをつけすぎてしまうとその重みでパーマが伸びてしまいます。
ダメージによってパーマがとれる原因
髪がダメージを受けるとタンパク質や栄養が抜けてしまい髪内部はスカスカの状態になり髪のハリコシや弾力はなくなります。
そうなるとカールやウェーブは弾力が無くなりパーマが伸びとれてしまいます。
ではその原因であるダメージとはどのようなものでしょう?
基本的にカラーなど薬剤を使う施術は髪にダメージを与えてしまうので栄養が流失しやすいです。
しかしサロンでやる場合にはしっかりと対策やケアをするので意外とパーマは取れにくいです。
ホームカラーなどはそういった対策が出来ないので思ったよりも髪に負担を与えてしまいパーマが伸びやすいです。
また紫外線や摩擦などもキューティクルの損傷が激しくダメージの原因となります。
キューティクルが損傷してしまうと髪内部のタンパク質など栄養が流失しやすい原因となってしまいます。
特に自宅で気をつけるべきなのはシャンプー剤などでしょうか?
あまり洗浄力の強いものを使っていると髪内部の油分が溶けてしまい栄養の流失、ダメージの原因となります。
シャンプーは日々の事なので知らず知らずのうちにダメージの原因を作っている場合もあります。
最後はパーマ剤やカラー剤後のデトックスがキチンとされていない場合です。
パーマやカラーなどの施術が終わった際にキチンとその薬剤達を中和させて取り切らないと髪に残ったままになります。
サロンでそういった処理を行っていない場合は自宅に帰った後も薬剤は髪に残り反応を続けています。
反応が続いているという事はその間ずっとダメージが進行しているという事なのでキチンとデトックスする必要があります。
ご自宅でパーマのもちを良くする為に気をつけることは?
では髪のダメージを防ぎパーマのもちを良くする為に自宅で気をつける事とはな何があるでしょうか?
お風呂上がりはきちんと乾かす
お風呂上がりは必ず乾かすようにしましょう。
出来ればパーマを当てた時と同じようにウェーブがでるように乾かしてスタイルをキープしておく方がもちがよくなります。
髪が濡れている状態はとてもデリケートで摩擦などの刺激に弱い状態になっています。髪を乾かす事でキューティクルを引き締め外からの刺激に対して強い状態に早く戻します。
その時にキチンとパーマを当てた時と同じようになる様に乾かすとパーマの持続性もあがります。
例えば、内巻きカールにパーマをあてた場合は逆の外巻きに乾かすと髪に無理な力が加わってしまいカールは緩みます。キチンと元の状態に戻して変な方向に力が加わらないように乾かしてあげて下さい。
なるべく髪に刺激や摩擦を与えない
紫外線や摩擦などで髪のキューティクルが損傷してしまうと髪内部の栄養が流失してしまいます。
そうならない為にもスポーツなどで日中紫外線があたるような場所では帽子を被る。目の細かいクシなどで無理にとかす。ロングヘアの場合は就寝時、髪を束ねるかナイトキャップを被るなどするとパーマのもちだけでなく髪のケアとしても効果絶大です。
逆にプールや海など塩素が強い場所や髪が濡れたままの状態でいると髪はダメージを受けやすくすぐに栄養が流失してしまいます。
シャンプー剤を見直す
自宅で使っているシャンプー剤の洗浄力や刺激が強いのも考えものです。
そういったシャンプー剤は徐々に髪の油分が無くなり、髪内部の栄養が流失したり、髪に必要な水分まで奪ってしまいパサパサになってしまいます。
気をつけなければならないのは、市販のシャンプー剤などはそれを誤魔化す為にトリートメント成分を髪表面に皮膜として張り付き気づかないことです。
髪表面の皮膜があることで手触りは思ったよりも悪くないと錯覚して気がついた時には髪の油分が失われ、パサつきやすい髪になっています。
髪がパサつきやすくなると、まとまりが悪く広がりや上手くウェーブが出なくなってしまいます。気になる方は担当のスタイリストさんに相談してみて下さい。
必要以上のトリートメントやオイルは使わない
特にオイル系トリートメントなどはつけた瞬間しっとりサラサラになるので付けすぎてしまう傾向があります。
パサつきやすい方などが特に付け過ぎてしまっておりベタっとしている場合があります。
先程もあったようにあまりにもトリートメント成分や皮膜などで手触りを良くしてしまうと、そのトリートメントの重みでパーマは伸びてしまいます。
ベタつきがある方は注意が必要です。
特にオイル系などはその手軽さとしっとり感で好む人が多いですが、髪表面についたオイルは普段のシャンプーでも落ちにくいです。日々のシャンプーで落ち切らず、その上からまたオイルをつけていると髪表面にどんどんとオイルトリートメントの層が出来てしまい最終的にベタついてきます。
また油なのでそのまま酸化していってしまうと固まり、髪が硬くなりガシガシとした質感で逆効果になっていく場合もあります。
髪をかきあげた時に一本一本がサラサラと落ちずにまとわりつくような状態や髪にしなやかさがない時は使用を一旦辞めるか使う量を少量にするかして下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか?
パーマを持たせる為にはまず髪のダメージを抑える。そして必要以上のトリートメントや油分で髪を押さえつけない事が必要です。
パーマに必要なのはハリコシと弾力です。その為にも髪のタンパク質をしっかりと残し髪を痩せないように気をつけて下さい。
また次回はパーマを上手く出すためのコツをご紹介していきます。
パーマが緩くなってきたかな?といった方でもパーマを出すための乾かし方やコツをご紹介します。