年齢と共に私たちの頭に増えて、年齢を感じさせる白髪。今までは色素細胞が死滅してしまうことでもう白髪になったところは
もうずっと白髪のままだと考えられていましたが、最近の細胞に対する研究から地肌・細胞への活性化を主として、改善も考えれるところまで
地肌のケアからの白髪の改善も考えられるようになってきました。将来に対する悩みや対策を取られていきたい方はぜひ最後までお読みくださいね。
白髪の予防を知る前に、白髪の生える原因って何?白髪ができるメカニズムを紹介
このメラニン色素を作り出す働きをしているのが、メラノサイト(色素細胞とも呼ばれている)という細胞。
メラノサイトが順調に働いてれば、毛髪を作り出していくペースに合って色味が入っていくので問題なく黒い髪が生えてくるという仕組みです。
やがてメラノサイトがきちんと働かないような状態になれば、その毛根からメラニン色素が毛髪に入り込む前に生えだしてしまうので
白髪が生え出す可能性が高いのです。髪の根本は黒いのに途中から白髪になっている毛を見かけることもあるかと思うのですが
それはメラノサイトが何らかの要因で急に休止したりまた一時的な休止から復帰したりと、活動にムラが生じてしまっている状態です。
このように白髪に直接的に関係をしているメラノサイト不調の原因を考えてみましょう。
白髪の予防を知る前に、白髪の生える原因って何?メラノサイト不調の第一の要因・老化
まずメラノサイトの不調の第一の要因が老化と言われています。人は加齢とともに、あらゆる細胞の老化が始まるとされています。
老化によるメラノサイトの不調は、完全には避けきれません。
ですが日常の生活習慣を変えることで、老化を最大限遅らせていくことは可能なのです。
万病の原因となるストレスや乱れた食生活、睡眠のリズム、喫煙、過度の飲酒が老化を早める要因となるのはご存知でしょう。
さらに運動不足も関係します。運動不足は、体の血行不良を引き起こすからです。メラノサイトが元気に働くためには、
頭皮への血行を良くする必要があります。なので、ご自身でできる部分のセルフでのケア
というものの効果も計り知れないので、普段からの運動で基礎代謝をあげていくことは勿論のこと、
自宅でのセルフのマッサージなどで地肌へのケアというのはとても大切なのです。
白髪の予防を知る前に、白髪の生える原因って何?メラノサイト不調の第二の要因・遺伝
ここで毛髪の悩みでお話をしていると必ず出てくる、遺伝問題にも触れておきましょう。親子でも髪色や肌色が似るように、
細胞の色素情報は大きく遺伝すると言われています。しかし白髪の原因となるメラノサイトの遺伝に関しては、
まだはっきり関係すると医学的に証明されていません。
遺伝子ではなく同居する親子の似通った生活習慣はやはり遺伝しやすく、
そういった生活の遺伝がメラノサイトの老化を助長している可能性も大いにあるからです。
つまり遺伝も含め、白髪になりやすいかどうかは個人差がある。
でも白髪の原因となる老化現象を阻止できるかどうかは、本人の努力次第だということです。
白髪の予防を知る前に、白髪の生える原因って何?メラノサイト不調の第三の要因・過酸化水素
過酸化水素は毛根の中にある、毛包におけるメラノサイトからのメラニン色素の生産をもたらす酵素(チロシナーゼ)
の形成を破壊するため、髪を黒くするのに必要な機能や酵素が失われた結果、白髪になっていくと結論づけられています。
白髪の原因の一つが過酸化水素である、と言われてもほとんどの人は過酸化水素にもいまいちピンとこないかもしれません。
過酸化水素といえば、日常の生活の中で皆様が実際に触れているものでは
台所や洗濯の際に用いる漂白剤などを思い出すかもしれませんが、実は体内からでも活性酸素として過酸化水素は日々作りだされているのです。
人間は呼吸により酸素を取り入れますが、この酸素の一部は活性酸素になります。
この活性酸素とは大きく4種類(スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素)存在し
そのうちの一つが過酸化水素なのです。この白髪の原因となる過酸化水素は、
人間がもともと持つ酵素「カタラーゼ」や「グルタチオンペルオキシダーゼ」 によって日々分解されています。
そのため、この酵素を十分に持つ若い人は何もしなくても過酸化水素が分解されるため、白髪にはなかなかなりません。
しかし、年齢を重ねるにつれて、過酸化水素の分解に必要な酵素の産出が少なくなってしまいます。
その結果、発生した過酸化水素を十分に分解できず、毛包あるいは毛幹に過酸化水素が蓄積していき、白髪になってしまいます。
その他にも過酸化水素はあなたの毛髪に影響を与えている場合もあります。
それは美容室でのメニューの多くには過酸化水素が用いられています。美容室のカラーリングやパーマネントにおいては
酸化をさせる工程が必須になってくるため、この過酸化水素を酸化促進剤としての目的で濃度をかなり薄めて
薬剤中に混ぜて使っていたりします。
そして、この過酸化水素は上記で紹介をしたように酵素での除去がきちんとできていればもちろん問題はないのですが、
年齢を重ねていかれればいかれるほどにこの過酸化水素をきちんと除去していくデトックスが必要とされているのです。
なので白髪が目立つからと、カラーリングをされている方にはなおさら
白髪を結果的に増やしかねない過酸化水素を除去するこのデトックスは必須と言えるでしょう。
白髪の予防・自分でできる予防法4選
さて上記までで、これまでに研究が進められてきて解明がされてきた白髪の原因です。
これまでの原因となることをなるべく防いであげることが最大の予防なのは言うまでもないのですが、
一番やはり白髪を増やしてしまっている部分は日常的な生活習慣が大半だと思われますのでそういった部分を一緒に見直していきましょう。
白髪に限らず理想的な健康体になれるでしょう。ですが多くの人は、ここまでのストイックな完璧な生活を続けていくことは難しいですよね。
不健康な生活をしないというのは大前提として、もっと気軽に少しずつでもチャレンジできそうな白髪の予防対策をご紹介します。
白髪の予防・自分でできる予防法 寝る前はスマホ・パソコンを見ない
睡眠中に分泌される成長ホルモンが重要で、成長ホルモンは睡眠中とくに寝入った後30分間に多く分泌されるそうです。
その始めの30分間に、いかに深く良質な眠りを得られるかが白髪対策に重要だと言われています。
スマホやパソコンに限らず、本などを読むだけでもアドレナリンは少なからず分泌されるので、寝る前はお風呂につかり
体温があったまっている状態から寝た時の体温の低下の振れ幅が大きいほど睡眠は深くなるので睡眠の質が上がるとされています。
なのでお風呂につかったりと寝る前から心身ともにリラックスした状態でなければ、睡眠の質は著しく低下します。
なので睡眠の質を上げていくにはやはり睡眠前の準備から初めてちゃんとした睡眠をとっていきましょう。
白髪の予防・自分でできる予防法 夜にチーズを食べる
メラニンの元となるチロシンという物質を十分に摂取するため、チロシンが多く含まれるチーズを多く食べることをお勧めします。
チーズが苦手な人は、豆腐や大豆などでもいいですね。一人前かそれより多い量をできるだけ毎日食べます。
髪は寝ている間に生成されます。チーズや豆腐・大豆を夜食べたほうが良いのは、チロシンが血中で作用するピークの時間帯が
摂取してから2時間後の睡眠中がベストと言われているからです。
白髪の予防・自分でできる予防法 生姜を食べる
食べ物で血行促進を図るのもひとつの方法です。特に頭皮も末端神経の一つであることはかなり有名かと思いますが、
末端神経の中でも一番血液が届きにくいとも言われているのが頭皮なので、
ショウガを意識的に摂取し血行を促進してあげることはかなり有効でしょう。
そして毎日の摂取の目安は一日に10グラムを目標に摂取しましょう。生姜一かけ(親指の第一関節から上程度)が目安ですね。
チロシン&ジンゲロールのダブル効果を狙ったメニュー、すりおろし生姜たっぷりの冷奴などがおすすめですね。
白髪の予防・自分でできる予防法 頭皮マッサージをする
10本の指の腹で頭全体を掴み、グイグイと頭頂部に向かって動かします。頭皮が頭蓋骨からずれて動くようなら大丈夫。
それと頭の側頭部と頭頂部を指先でつまみ比べてみてもその硬さの違いで頭の血行が不足している状態もわかります。
頭皮マッサージやツボ刺激など、血行を促す方法はいろいろありますが、
ポイントはやってみて気持ちよく簡単で少しの手間でできるなと感じること。
どんなに効果的な白髪予防の対策も、三日坊主でやめてしまっては本当に意味がありません。
このような白髪予防、生活の習慣によるところがやはりでかいので頑張りすぎない方法で、毎日続けることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
白髪の原因から予防策までのご提案をさせていただきました。
白髪になってしまう原因は本当に日常的な部分や加齢に伴う老化などの要因もやはりかかわってきます。
ですのでいわゆるアンチエイジングといったところを普段からのライフスタイルや食生活、ほんの些細な部分から
自宅での白髪予防は可能なので、この記事を参考に少しずつ試してみていただいてもよいのではないでしょうか?
また皆様も気になる部分かと思いますが、白髪予防に向いたシャンプーなどの記事も書かせていただきますので
興味のおありの方はそちらも楽しみにしていてくださいね。