最近ではほとんどの方がヘアカラーなどをされている時代。
やはり気になるのは髪へのダメージでしょうか?
ヘアカラーなど薬剤を使うメニューでは髪のダメージはしょうがないと諦めていませんか?
でも実はこの髪のダメージ。美容室によってダメージの大きさが全く変わってくるんです。
しっかりとした知識と処方で髪のダメージは最小限に抑えられます。
逆に間違った知識や対処をしている美容室で毎回ヘアカラーなどをしていると本来防げるハズのダメージを受けて思わぬ髪のダメージを受けているかも、、、
不必要な髪のダメージを抑え本来の美しい髪にしていきませんか?
目次
髪のダメージの原因
髪のダメージの原因は様々あると思いますが、美容室で特に多いのはヘアカラーではないでしょうか??
今の時代、ほとんどの方がヘアカラーをした事があるかと思います。
こういった薬剤を使う施術は髪のダメージに対して影響を与えるのは事実です。
ではなぜ髪が傷んでしまうのか?その原因とは?
大半のカラー剤に使われるアルカリ剤と過酸化水素この2つが主に髪のダメージに大きな影響を与えています。
ではこの2つが一体どのような影響を与えるのでしょうか?
髪のダメージ〈アルカリ〉
ヘアカラーにおけるアルカリの主な役割としては、髪のキューティクルを開き薬剤の浸透を促します。
また2剤の過酸化水素と反応して脱染(ブリーチ)をする事で髪を明るくしていきます。
しかしこのアルカリ剤。一度こじ開けたキューティクルはどうしても開きがちになり、また酷いとキューティクルが剥がれてしまいます。
そうなると髪内部の栄養が流失したりダメージはドンドン加速していきます。
また一般的なヘアカラー(アルカリカラー)は髪を明るくする力、脱染力(ブリーチ力)があり髪のメラニン色素を分解する事で髪を明るくします。
という事は少なからず髪のメラニンを破壊するという事なのでダメージがあります。
髪のダメージ〈過酸化水素〉
過酸化水素はアルカリ剤と反応する事で大量の酸素を発生させます。
それが髪の脱染(ブリーチ)を促進させ髪を明るくしたり、カラー剤の色を定着させる重要な役割があります。
しかしその大量の酸素が髪のタンパク質を燃焼させ破壊していきます。
また頭皮に酸素が増えすぎると悪玉活性酸素にかわっていき白髪や抜け毛などの老化を促進させてしまう原因になってしまいます。
これら髪のダメージが進行していくとキューティクルは毛羽立ち、髪の内部のタンパク質が流失しスカスカの状態になっていきます。
そうなるとツヤや手触りわ悪くなり色抜けも早くなっていきます。
髪のダメージの原因は実は美容室のせい?
これらダメージの原因は主にアルカリと過酸化水素という事が分かったかとおもいます。
そしてこれらが厄介なのはヘアカラーを流してシャンプーをしても実はまだ髪の中に残っているという事です。
髪に残留したアルカリや過酸化水素は自宅に帰った後も少しづつ反応を続けダメージを進行させていたのです。
という事はもちろん自宅に帰っても脱染が続いているので髪は明るくなり色持ちも悪くなっていきます。
なので、まずはトリートメントよりもまずダメージの根本であるこのアルカリ、過酸化水素を取り除く事が先決なのではないでしょうか??
しかしこのアルカリ、過酸化水素の除去をやらなかったり、あまり重要視していないサロンも少なくありません。
髪のダメージは少なからず仕方ない部分はあるけども、ダメージの原因を放っておく事は無責任ではないかということです。
しっかりと髪のダメージの原因を追求し解消する事が先決です。
髪のダメージを防ぐ為にはデトックス?
では髪のダメージの原因であるアルカリ、過酸化水素はどうやって取り除いていけばよいのでしょうか??
主に使われるものとしてヘマチンやバッファー剤などのアシッド(酸性)があります。
ヘマチンとは動物の血液中にあるヘモグロビンをヘマチンとグロビンに分けたものです。
ヘマチンは本来、体内ち酸素を運ぶ役割をしているので酸素を吸収する力が非常に強いのが特徴です。
なので過酸化水素とアルカリで大量に発生した酸素を取り除いてくれるので結果、髪のダメージの促進を抑えてくれるデトックス効果が期待されます。
バッファー剤には色々ありキトサンやレブリン酸、クエン酸などの酸性のものを使い、アルカリに傾いた髪を緩やかに酸性へともどしてくれるものです。
人は本来弱酸性が一番安定しているので元の状態に戻していかなければいけません。
弱酸性へと戻していくことで開いたキューティクルを閉じていき栄養の流失を防ぎます。
こうした処理をする事で髪にダメージを残さない、ダメージを進行させないようにしていきます。
ヘアカラーダメージのデトックスの流れ
まずはじめにカラーを流す前にヘマチンをつけていきます。
ヘマチンをつけることでカラー剤の残留物質の過酸化水素を取り除き酸素の大量発生を防ぐと同時に活性酸素を無くしていきます
しっかりと揉み込むようになじませて乳化していきます。
その後、シャンプーをしてカラー剤を流して最後の仕上げにアルカリになっている毛髪を弱酸性に戻すためにバッファー剤をつけていきます。
なだらかに弱酸性に戻すことでキューティクルを閉じることで仕上がりです。
さらに詳しくは、こちらに普段サロンで行なっているデトックス風景もあります↓↓
トリートメントよりもまずはデトックス?

トリートメントもよくオススメされる方は多いと思います。
髪の失われた栄養を補いコーティングする事で手触りを向上させてくれます。
確かにアルカリや過酸化水素の除去はとても大事でダメージの根本をなくしていくのでやる方が良いのですが、お客様目線から見た時にあまり実感が湧かない!!
髪の内部で起こっている事なので肉眼で見ることは出来ない、、、さらにトリートメントのように手触りが良くなる!という事もありません。しかしとても大切なことです。
トリートメントであれば手触りが良くなるのですぐに実感されやすいかと思いますがデトックスする事でダメージの根本を断つというのはとても効果的で効率的で重要度の高いものといえます。
まとめ
今回はダメージの原因であるアルカリ、過酸化水素がなぜ悪いのか?その対処方を説明していきました。
ダメージの原因を無くさなければ自宅に帰ってからもダメージは進行していきます。
お店でキチンとした処理をしてダメージの原因であるアルカリ、過酸化水素を除去してダメージを残さない施術がこれからは重要になってくるでしょう。