パーマをあてる理由は人それぞれだと思いますが、ヘアカタログを見て「あんな髪型がしたい」「毎日のセットが大変だから」「パーマをあてたらセットが楽になるから」そんな方は多いと思います。
しかし実際はどうなのでしょうか?美容師さんに難しい顔をされた事はないでしょうか?
パーマをあてると本当にセットが楽になるのか?ご紹介していきます。
目次
パーマをあてるとセットが楽になる?
ヘアカタログを見てみると大体のスタイルにはカールやウェーブがあるものが多いと思います。
しかし実際パーマをあててみると毎朝セットが楽になった、ボリューム感が出て良かったと言う人もいれば、扱いにくい、広がる、といった意見まで様々です。それはいったい何故なのでしょうか?
まず大前提として普段からスタイリングをする人なのかどうなのかでパーマをあてることによる意味が変わってきます。普段からワックスなどスタイリング剤を使う、コテなどで巻くといった方がもう少しスタイリングをやり易くしたいという方と全くスタイリングしないけどヘアカタログのようなフワフワしたスタイルにしたいという方では当然ながらパーマをあてた後のセットの楽さ加減は全く逆になります。
普段からスタイリングする人に補助的にパーマをあてる場合は普段のセットが圧倒的に楽になりますが普段からスタイリングをしないのにヘアカタログのようなフワフワスタイルにしてしまうと逆にまとまりが悪くなり朝のセットが大変になってしまいます。
ストレートの場合だとまとまりが良いがパーマをあてると、髪は動きやすくなり色々な方向にむいてしまいます。放っておくとただ単に寝グセのようなことになってしまい残念な結果になってしまいます。
スタイリングする事で髪に方向性をつけ、バランスを整える事で初めてスタイルとして成り立ちます。
なので普段スタイリングしない方はなるべくシンプルなスタイルのパーマをあてる事をオススメします。
また髪の長さやスタイル、普段のその人のお手入れ方法でパーマスタイルのセット方法が全く違ってきます。
比較的ロングスタイルの方はパーマをあてる事で朝のセットは楽になる場合が多いです。それは朝の寝グセなどで分かるように、ショートスタイルだと髪が色々な方向に向きやすく型がつきやすいからです。ロングの方はあまり寝グセがつきにくく、ついたとしてもブラシでとかせば直りやすいです。
これは髪の長さに関係し、髪が長ければ長いほどその重さでまとまりやすくなります。逆にショートの場合、髪が短い分あまり重さがなく髪が色々な方向に動きやすい為です。なのでロングスタイルの方が比較的パーマをあてる事でセットが楽になります。
また内巻きワンカールのようなシンプルなスタイルだとセットは楽ですがそれよりも強いパーマになるとウェーブスタイルになってしまい髪はより色々な方向に動きやすくなります。そうなると日によって髪の動き、パーマの出方が変わるので毎日セットをして整えなければなりません。そういった事が苦手な方にとってはパーマをあてる事で毎日のスタイリングが大変になるケースがあります。
パーマをあてた方がいい人
まずパーマをあてる目的とは何があるでしょうか?
ボリュームが欲しい
頭頂部のボリュームや毛先のボリュームなどスタイルによってボリュームが欲しい場合、カットだけでは限界があります。
また日々のセットでも夕方になるとボリュームダウンしてしまうなどの悩みがある場合はパーマはとても効果的です。
直毛なので動きが欲しい
直毛だとどうしても動きがつけにくく、直線的なスタイルしか難しくなってしまいます。
直線的なスタイルだとクールなイメージやモード、強いといった印象が出やすく、そういった印象を変える為にパーマをあてて曲線的な丸みのあるスタイルにする事で女性的な印象や柔らかい、優しいといった印象に近づける事ができます。ただカールやウェーブが強すぎると扱いにくくなる場合があるので注意が必要です。慣れている方であればある程度強くあたっていても大丈夫かと思います。
毛先がハネるので矯正してまとまりが欲しい
これはツムジの関係もあり大体の方は時計周りです。
そこまで生えグセが強くない方はどちらもハネる事はないですが、そうでないと右は収まりがよいが左がハネる方が多い傾向があります。
逆の場合はツムジの方向が逆か単純にクセ毛の可能性が高いです。
クセ以外で左右どちらかがハネてまとまりが悪い場合は緩いパーマをあてる事で矯正してまとまりをよくする事ができます。
矯正パーマなので、乾かすと自然と内巻きになる程度の強さなので得に必要な技術はいりません。
なので簡単にハネるのが矯正されるので朝のセットなどが楽になります。
コテで巻いてもすぐ取れるのでベース作りの為にパーマをあてたい
髪が硬い方やしっかりとした方でコテで巻いてもすぐ取れるという方はいるでしょうか?そういった方は弾力がありコテで巻いても反発してすぐにとれて真っ直ぐになろうとします。
そういった場合は一度パーマでベースを作る事で飛躍的にコテで巻いた時の持ちを良くする事が出来ます。
緩くパーマをあてるので通常時は少しクセ毛のような感じになります。ただコテで巻くのを前提としているのでコテ巻きを常時する方で髪が硬い方は是非パーマを緩くあてる事をおすすめします。
パーマをあてない方がいい人
スタイリング剤を使わないショートスタイルの方
普段スタイリングをしないショートの方がパーマをあてると大変です。
寝グセがつきやすくなり、髪も色々な方向に向きます。ショートスタイルの方はスタイリングありきでパーマをあてる事を提案します。
スタイリングは面倒だけどヘアカタログのようなパーマスタイルがしたい
大体のヘアカタログはコテで巻かれたものが多くスタイリング剤を使い入念なセットがされています。
パーマをあてれば何もしなくても、そのままの状態になる事はありえないので。入念なセットが必要になってきます。
スタイリング剤を使いセットをするのが好きな方は良いですがそうでなければヘアカタログのようなスタイルにはならないので注意が必要です。
髪がハイダメージの方
繰り返しのヘアカラーやブリーチ、過度なパーマや縮毛矯正などで傷んでパサついている方は注意が必要です。
トリートメントなどをした直後などは良いかもしれませんが、度重なるダメージで髪が傷んでいる方はパーマをする事でより髪がパサつきやすく扱いにくくなってしまうのでセットが大変になる場合があります。
まとめ
パーマをあてる事でセットが楽になる方もいれば大変になる方もいます。
それは日頃のセットをどれだけやっているか?(普段からセットする方が補助的にパーマをあてると日々のセットは楽になる)
スタイルはどんなものか?(シンプルな内巻きカールなどはセットが楽になる)
クセを矯正するようなパーマをあてる。といったものであれば格段にセットは楽になるでしょう。
逆に普段スタイリングをあまりしない方がヘアカタログのようなフワフワのスタイルに挑戦しようと思うと少し日々のセットが大変になるかもしれません。
その辺を担当者さんとよく話し合って素敵なパーマスタイルを楽しんで下さい。