自分で前髪縮毛矯正はかなり難しい施術になります。しかし挑戦する方もネット上ではチラホラみかけます。そしてほとんどが失敗してしまう…。
なので前髪縮毛矯正を失敗したくない方は必見です!!
目次
自身でやる場合用意するもの
まずものが揃ってなければ始めれませんから前髪縮毛矯正で準備するものを記載していきます。
まずは項目で記載しておきますね。
- 市販&サロン専売品の縮毛矯正剤(1剤、2剤)
- ヘアアイロン
- コーム
- 手袋
- ラップ
- 髪留めピン
- タオル
- タイマー
こんな感じですね。縮毛矯正剤は市販の物とサロン専売品があります。サロン専売品とは本来美容室でしか取り扱う事が出来ないプロ仕様の薬剤という事になります。
しかし昨今ではインターネットの復旧と共にそういったサロン専売品がネット上に出回っている状態です。
自身の毛髪の特徴がわかる方はネットでサロン専売品を購入されるといいでしょう。しかしなかなか自身の髪の事をわかる方もいないと思いますのでわからない場合は市販のもので対応してきましょう。
後手袋ですね。手袋はあった方がいいですね。縮毛矯正のお薬は強いので手が荒れてしまう可能性があります。(一回で荒れる事はなかなかありませんが予防しておく事にこした事はありませんから。)
そして最後はタイマー。縮毛矯正はかなり時間にシビアな施術であります。放置タイムが過ぎてしまってヘアダメージになった。。。なんてすごくもったいないボンミスとなりますのでしっかり時間が管理できるタイマーを用意しておいてください。
市販の縮毛矯正の種類
市販の縮毛矯正剤と言っても沢山種類があります。ここでは市販の縮毛の種類をご紹介致します。
そしてAmazonなどでは売れ筋ランキングなどがありました。
何故その商品が売れているのか?を少し考えてみたのですが意外な事にショートヘア用の縮毛矯正剤が多くラインナップに入っていました。という事はストレートヘアというとロングヘアをイメージしやすいと思うのですが意外な事にロングの方よりショートヘアの方がご自宅にて縮毛矯正をされているという事になりますね。ロングの方はやはりその長さゆえ施術難易度が非常に上がると思われますのでこのランキングはあながち間違いではないのかと思いました。
そして今回は前髪縮毛矯正という事ですが残念ながら前髪用というものはなくあっても部分用と記載されたものでした。
正直前髪だけなのでそこまで多く薬剤は必要ないので部分用と書かれたものでいいかと思います。おすすめは何ですか?っとよく聞かれるのですが市販物はあまりどれも変わりなく思います。ただし前髪にすごくダメージを感じる方はEXなどの表記された薬剤は避けましょう。
反対に全くダメージのない方は少し強めのEXなどと表記されたものでもいいかと思います。この薬剤選びは非常に縮毛矯正後の仕上がりに左右されますので慎重に選んでいきましょうね。
では参考程度に記載しておきますね。⬇︎⬇︎
- EXパワー 硬毛、毛量の多い方、髪の毛がすごく太い方など。すごく癖の強い方などもオススメです
- Hパワー 硬毛、普通毛の方で髪の毛が太い~細い方と幅広く対応可能。健康毛ならかなり強い毛髪以外大体が対応可能
- Nパワー 軟毛の方ですごく毛髪の弱い方
EXパワーの薬剤とHパワーの薬剤の使い分けが非常に難しいかと思われますが迷ったらHパワーにしておきましょう。Hパワーでも少し時間をかければ縮毛矯正は可能です。
※Hパワーオススメ薬剤⬇︎⬇︎
- “サロン発想”が進化した! 効果と仕上がりで差がつく、こだわりストレート。
- 原産国 : 日本
- 内容量 : 50g+50g+20g
- 商品サイズ (幅X奥行X高さ) : 80×65×148
- 2000円
もしEXパワーにされてオーバーパワーの場合はすごくスピーディに1剤施術をこなしていかなくてはいけませんのであまり慣れないうちはオススメしません。後ハイダメージ毛の場合はNパワーが一番オススメとなります。しかしなかなか市販の縮毛矯正剤はどのパワーのクラスなのかが記載されていない事が多いです。パッケージの文言がかなりヒントになってきそうですね。
※Nパワーオススメ薬剤⬇︎⬇︎
ベネゼル ナチュラルストレートパーマ ショートヘア・部分用
- 商品サイズ (幅×奥行×高さ) :7.4cm×4.4cm×14.8cm
- 原産国:日本
- 内容量:パーマ剤50g+アフタートリートメント20g
- 452円
このように使ってみないとなかなか分かりにくいのが市販製品の少し困るところでもありますね。よくレビューなどで使用感などが書かれていますがあまりあてにはなりません。
何故ならないかというとそれは毛髪は一人、一人違うからです。その違いはかなり繊細な部分にまで影響します。髪が太い、細いとか硬髪、軟毛みたいな簡単な分け方では済みません。なのであまりにレビューを信用しすぎると失敗に繋がるかと思いますので要注意です。
ではどうすれば良いのか?っと言いますと縮毛矯正1剤の軟化チエックをしっかりして行くと失敗する事も減るかと思いますのでぜひやってみてください。軟化チェックの事は【目次 前髪縮毛矯正の施術の仕方&手順】にてしっかり記載しておりますので是非熟読くださいね。
では市販の縮毛矯正の種類はというと⬇︎⬇︎
- 内容量:第1剤100g、第2剤100g、ヘアトリートメント20g、洗い流さないヘアトリートメント8g*3回分
- サイズ:68*95*170(mm)
- ジワッと熱くなるマニキュアとスムースキープエッセンスで、サラサラな手触りの直毛状態を持続させます。
- 1129円
ダリヤ ベネゼル 縮毛矯正セット ショートヘア・部分用 引用
- 商品サイズ (幅×奥行×高さ) :8cm×6.5cm×14.8cm
- 原産国:日本
- 内容量:1剤50g+2剤50g +プレトリートメント20mL+ストレートヘアキープエッセンス10mL
- 982円
- 商品サイズ (幅×奥行×高さ) :80mm×46mm×148mm
- 原産国:日本
- 内容量:1剤50g+2剤50g
- 455円
いかがですか?
まだまだ沢山種類はあるかと思いますが今回はこちらの種類をご紹介致しました。
一つ説明書などがついているものはありがたいですね。しかし今ではプロ用のものでもネットに流れている時代です。
やり方や自身の髪の毛の事がわかる方はプロ用を選択してもいいかもしれません。
美容室専売品⬇︎⬇︎
ミルボン リシオ アテンジェ SH 1剤/2剤セット(縮毛矯正剤 各400g) 引用
- ミルボン
- リシオ アテンジェ SH
- 第一剤、第二剤 セット
- 400g×2
- 4850円
資生堂プロフェッショナル 縮毛矯正剤 クリスタラジングストレート α H ハードタイプ 引用
- 資生堂プロフェッショナル 新クリスタライジング ストレートα H ハードタイプ
- 従来のクリエイターストレートよりランクアップした製品です。
- こちらの商品はプロフェッショナル専用商品です。
- 1950円
ミルボン リシオ アテンジェ H 1剤400g/2剤800gセット(縮毛矯正剤) 引用
- アテンジェシリーズの2剤がリニューアルをして容量アップ!400gから800gに増量致しました。トリートメント効果のある2剤なのでタップリ使って下さいね。
- 弾力のあるやわらかさとツヤの付与で、アテンジェストレートの質感を持続 <バウンシーセラミド・シャイニーヴ、エール配合(トリートメント)
- コルテックスの癒着をおさえ、ストレート毛のきしきしパリパリ化を防止 <ウォッシュケア処方(シャンプー)モイスチュアハニー配合(共通)
- 内部から実感できるしっかり感とツヤを付与する事前トリートメント(パウンス&シャイン効果)
- アイロン前にドライしても逃げない水分を、毛髪深部に保持(アクアキャプチャー効果)
- 4080円
中でもミルボン リシオ アテンジェが一番人気があるみたいですね。
レビューの方も3000近くありなかなか使用されています。
施術に自信のある、自身の毛髪の事がわかる方はプロ用専売品あまり自信のない方は市販の縮毛矯正剤を選ぶのが好ましいかと思われます。
そしてプロ用は表記の方が
- SH かなり強い薬剤新生部の毛髪に使うもの。
- H 真ん中の表記だがこちらもそこそこ強いダメージ毛には少し強すぎる。
- N 一番優しいものハイダメージの毛髪に使うもの。
っとなっています。これでは新生部とハイダメージ毛には対応できるが普通のダメージ毛には対応できないのか?と思うと思います。
元々サロン専売品のプロフェッショナルなものは薬剤同士を混ぜ合わせて使う事が前提になっています。
そのためダメージレベルによりHとNを混ぜて使わないといけません。
確かに市販のものよりサロン専売品の薬剤の方が優れてはいますがなかなか一般の方がそれを使いこなせるのかというと・・・・。
毛髪診断をして薬剤を作るという事はそれほど難しい事になってきます。一つあくまで基準ですが配合の割合を記載しておきます。しかし毛髪よって異なる配合なのであくまでイメージのレベルでの記載だと思ってください。そして失敗しないためにもコマメな軟化チェックをしてくださいね。
- ヘアカラー1回〜3回まで(9レベル以下) H:N 1:1
- ヘアカラー3回〜5回まで(10レベル以下) H:N 1:3
- ヘアカラー5回以上(10レベル以上) N単品〜トリートメント剤を混ぜるor毛髪に事前に塗布しておくかで減力する
- ヘアカラー何回しているかわからない1ヶ月周期〜2ヶ月周期でしている方は自宅で施術するのはオススメできません。
っとこんな感じででしょうか?しかし何回も言いますが目で毛髪を見ての判断ではないので確かな事が言えないですね。これを見て施術される場合は自己責任でお願いします。
又薬剤を選定するのって実はこれだけ難しい事なんだよ。っと理解してもらいなるべく自宅では施術しない事をオススメします。
前髪だけだとどれくらい量が必要なのか?
前髪だけだと、どの市販の縮毛矯正剤を使っても余りますね。だいたい10g~15gくらいあれば足りるかと思われます。その点プロ用専売品ならば何回もキャップを締めれば使用可能なので毎回少量づつ使用するといいかと思われます。
しかしサロン専売品は上記にも書きましたが配合など薬剤選定が極めて難しくなっております。少量で済む前髪縮毛矯正のためにあれだけの量の薬剤を購入して自身の毛髪には合わない違うっとなってしまっては非常にもったいないですね。
市販のものならば部分用と言われる商品がありますので縮毛矯正剤の量だけを見るとそちらがベストかと思われます。
- リニューアル新発売
独自の4STEP矯正システムで髪を矯正・ストレートにする縮毛矯正セット。アルガンオイル配合のホットアイロンマニキュアとスムースキープエッセンス付きで、うるおいを補給しながらしっかりストレートコートします。雨の日もかけたてのまっすぐ感と輝くツヤ感が持続します。ダメージ補修成分ペリセアと保湿成分ヒートプロティンを配合し、ハリ感とうるおい感を与えます。カクテルフルーツの香り。ストレート専用コーム・手袋付き。
(医薬部外品) 価格 1200円
前髪縮毛矯正の施術の仕方&手順
では次は施術工程を記載していきます。
この施術工程をしっかり覚えると説明書が不要になりますのでしっかり覚えましょう。
1 1剤塗布の前の準備
何かスタイリング剤や洗い流さないトリートメントがついている場合は一度頭をシャンプーしていきます。この時トリートメントはしなくてよいです。
何もついていない方は前髪縮毛矯正をかけたいポイントを霧吹きで濡らしてもらったら大丈夫です。
そして自身の前髪縮毛矯正のかけたい幅を設定し他の部分には薬剤がつかないようにラップをしましょう。
2 1剤塗布
根元0.5センチ~1センチほど開けて塗り込んでいく。根元に薬剤がついてしまったら根元の元から縮毛矯正がかかってくるのでシャッキーンとした前髪になりやすいです。
少しだけ開けてあげて薬剤を塗布する事をオススメします。又ここも失敗しやすいポイントとなりますので要注意が必要です。
3 1剤放置時間
塗り込んだら塗り込んだ場所をラップで被せ時間をおきます。(ラップは軽くのせる程度で良い。包んだり、テンションをかけすぎたりすると薬剤が根元についてしまう恐れがあるため。)
そして適正時間を放置する。この時に市販の縮毛矯正剤では放置タイムが説明書に記載されていますがサロン専売品では記載されていません。
っというのも放置時間というものは毛髪によって実際かなり変化します。
毛髪の状態によっては5分でお流ししないといけない髪の状態の方もいれば10分以上置かないといけない方など様々です。
なので前髪縮毛矯正で失敗するポイントはこの1剤の放置時間で大きく影響します。
最悪の場合ではチリチリになってしまう可能性まであるので非常に注意が必要です。
4 1剤の軟化チェック
適正時間の放置が終わりました。適正時間がなかなかわからない方はこれから記載する工程を3分おき程で行なってください。
1剤を塗り込んだポイントの部分を少し粗めのコームでゆっくり梳いてみてください。
梳いた時に毛髪が癖毛に戻ろうとしたらまだ放置した方がよいでしょう。
次の3分が経ったらもう一度同じ工程をしてみてください。
段々と癖に戻ろうとする毛髪の反動パワーが弱ってくるかと思います。
では毛髪が癖毛に戻る力がだいぶ弱まれば(完全に癖がなくならなくてもよい。)お流ししにいきます。
1剤が毛髪に残ったまま次のアイロン工程にいくとそれこそチリチリになります。
なのでしっかり滑りがなくなるまで洗い流しましょう。
この時にシャンプーなどはしなくてよいです。
ぬるま湯で水流弱めでゆっくり、ゆっくり流していきましょう。
5 アイロン工程
流して終えていきなりアイロン工程に入るのはやめてください。水分があるうちにアイロンをあてがうと当たり前ですがジュ!!!っとなります。
これは毛髪内部で水蒸気爆発が起きてる事を意味します。
毛髪内部がズタボロになってしまいますのでまずはドライヤーでドライします。どれくらいドライするのかと言うと水分を感じなくなるくらいまでドライします。
しかし毛髪内部には水分が残っている状態が好ましいしです。
カラッカラになるまでドライしてしまうとアイロン工程を入れても綺麗に伸びないでしょう。
アイロン工程を入れる事で毛髪内部の水分まで取り切るイメージです。ドライヤーのドライ工程で全て取り切ってはいけません。
ポイントはアイロン工程をした時にモワッとした湯気が出てくるのが正解です。
なかなか難しいですね。
ここも前髪縮毛矯正で失敗しやすいポイントとなりますのでご注意ください。
・アイロン工程の角度に気をつける
アイロンの角度は頭皮に対して垂直にして行ってください。
ここの角度を間違えると毛髪の根元が折れたり仕上がりがシャッキーンっとなったりします。ここも失敗しがちなポイントなので要注意が必要です。
・毛先はまとめてアイロン工程を行う
前髪の毛先がもしペラペラの場合は毛先までアイロンを通さずに最後にまとめて毛先のアイロン工程は行ってください。
根元は毛根から毛が生えているので厚みがありますが毛先は先細りになっている事が多いのでそのまま一気にいくとアイロンの熱に耐えきれず毛先がチリチリになってしまう恐れがありますのでここも要注意です。
6 2剤塗布
アイロン工程が終わりましたら次は2剤塗布です。先ほどアイロン工程をした場所に塗り込んでいきます。
結構たっぷり塗布するのがポイントです。
2剤は定着液なのでこの薬剤が薄く乗ってるだけになるとしっかり定着してくれません。
後2剤は過酸化水素の場合は7分~10分放置してください。(ほとんどが2剤は過酸化水素だかブロム酸の場合もある。ブロム酸の場合は15分放置)
放置時間が10分を超えると毛髪のダメージに変わっていきます。
ここもよく失敗するポイントなので放置時間には注意しておきましょう。
*市販の薬剤の場合はほとんどが過酸化水素だがブロム酸の場合は放置時間が変わってくるのでパッケージの裏面を見て確認。又市販の場合は説明書がついてあるので2剤放置時間はそれを守る事。
7 しっかりお流し過酸化水素の除去
最後に2剤の放置時間が終わるとしっかり流していきましょう。
この時38℃くらいのぬるま湯の水圧普通でお願いします。あんまり水圧強すぎても髪に良くないですし、又弱すぎるとお流しに時間がかかってしまうのであまり好ましくないでしょう。
そしてこれは一般の方にはまず無理なのですが美容室では最後に過酸化水素の除去の工程とアルカリ剤の除去を行います。
過酸化水素は頭皮、毛髪に残ると老化の促進となりますので美容室ではここをしっかり除去していきます。ちなみに余談なのですが美容室でも行っていないサロンは多いかと思います。
そしてアルカリ剤の除去というのは縮毛矯正終わりの毛髪はアルカリ性に傾いております。なので酸性の薬剤でアルカリに傾いた毛髪を弱酸性にもっていきます。
アルカリも毛髪に残る特性がありますので残っている場合はずっとダメージしっぱなしなので施術が終わればすぐ除去する事をオススメします。
いかがでしたか?
これで全工程の説明が終わりました。
なかなか文章と画像だけでは難しいところもあるかと思いますが是非参考にしてもらえるといいかと思います。
そして7項目の過酸化水素とアルカリ剤の除去に関してはなかなかお家では難しいかと思います。
なのでそこが気になる方はやはり美容室での施術が大切になってくるポイントではないでしょうか?
自身でやる場合失敗しやすい注意するポイント
では全工程の説明が終了しました。
説明の部分でも少し注意点を記載しておりましたがここでは前髪縮毛矯正を自分でする場合の失敗しやすい注意するポイントを記載していきます。
まずは項目から⬇︎⬇︎
- 前髪が浮かないようにするには?
- チリチリにならないようにするのは?
- シャッキーンとならないようにするには?
- 前髪がぺったんこにならないようにするには?
ここの辺りはよく質問にも上がってくるところなので皆様押さえておきたいポイントなのではないでしょうか?
さてさっそく記載していきます⬇︎⬇︎
■前髪が浮かないようにするには
せっかく前髪縮毛矯正を自身で大変な中行っても前髪が浮いてしまっては意味がありません。
浮いてしまうくらいなら前髪縮毛矯正をかけなければよかった。と思うほどではないでしょうか?
では何故浮くのかと言いますとそれは根元の元から縮毛矯正の1剤が塗布されているからです。
これは【目次 前髪縮毛矯正の施術の仕方手順の2番 1剤塗布】のところで注意するポイントですね。
毛髪というのは根元の毛が一番大切になってきます。
少し話しはそれますが毛髪には動く原理というものがあります。それは根元の毛髪の方向と毛先の動きは全く逆になるという事です。
例
根元の毛の方向が右に向いていたら毛先は左に流れる
例
根元の毛の方向が左に向いていたら毛先は右に流れる
例
根元の毛がぺちゃんこに潰れていたら毛先は上に跳ねる
例
根元の毛がフワッと立ち上がっていたら毛先は内側にクルッと入る
これが毛髪の原理となります。
なのでは根元の元から前髪縮毛矯正をかけてしまうと根元の立ち上がりまでも奪ってしまいます。
そうなると根元が潰れるので毛先が上に浮いてしまうという事が起きるのです。
ではどれくらい開ければいいのかと言いますと根元から0.5センチ~1センチ程開けて縮毛矯正をしてもらうとそういった現象は起きませんので少し開けて施術していけば大丈夫かと思われます。
■チリチリにならないようにするのは
チリチリになるポイントは結構存在します。
まずチリチリになるという事は毛髪のダメージが限界に達したという事になります。
ではどこの部分で一気にチリチリにしてしまうのかというと⬇︎⬇︎
- 薬剤の1剤パワーが強すぎる
- 薬剤の1剤放置時間が長すぎる
- 水分がかなり残ってる状態でのアイロン施術
- 薬剤の2剤放置時間が長すぎる
どれも重要工程でありミスすると取り返しのつかないポイントである事は一目瞭然です。
では解決していきますね。
・薬剤の1剤パワーが強すぎる
自身の毛髪診断を間違えてしまい1剤の薬剤がオーバーパワーの場合かなり毛髪の軟化が進んでしまい毛髪内部の結合を切りすぎてしまいます。
そうなると毛髪自体がへなへなになってしまいその上から高温のアイロン工程を入れると一気に毛髪が死んでしまいます。
今では市販のものでも薬剤の強さは少し選べるようになってきました。(ちゃんとした表記があるものもあればパッケージに作りたいニュアンスのものが書かれている時もある。)今やサロン専売品もネットからの購入が可能な時代なので自分に合った薬剤を調べて購入するのもありでしょう。
では一つ参考に記載しておきます。が正直サロン専売品はプロが使うものなのでメーカーによっても同じHパワーでも全然違う場合がございます。
なのでそこの辺りが気になる方はやはり美容室にて前髪縮毛矯正を施術する事をオススメします。
- SHパワー 硬毛、毛量の多い方、髪の毛がすごく太い方など。すごく癖の強い方などもオススメです。
- Hパワー 硬毛、普通毛の方で髪の毛が太い~細い方と幅広く対応可能。健康毛ならかなり強い毛髪以外大体が対応可能。
- Nパワー 軟毛の方ですごく毛髪の弱い方。
なかなかNパワー単品で使用する事がないほど出番の少ない薬剤。SHに少し混ぜて弱める、Hの薬剤に少し混ぜて弱めるなど減力する時に使う事が多いイメージです。
こちらの配合比率の部分は【目次 市販の縮毛矯正の種類】の部分で解説しておりますのでぜひお読みくださいね。
しかしこれは一つの目安に過ぎませんのでどの薬剤を使うにしても初めての場合は3分起きに軟化チェックをする事をオススメします。
・薬剤の1剤放置時間が長すぎる
こちらは基本的なミスが多いかと思います。
自宅にて施術されるという事なので何かをしながら片手間になどで施術しているとそう言ったミスを起こす方がおられる様に思います。
最悪の場合は1剤塗布して寝てしまった。。なんて事は本当に避けましょう。
寝てしまっては薬剤のついた毛髪は全て死んでしまいます。
ではそうではない方で単純に軟化チェックができていないとこうしたミスが見られますね。
上記にも書きましたが軟化チェックとは毛髪内部の結合が切れているか?を確認する事です。
クシの目の荒いコームでゆっくり梳いて見てください。
まだ軟化されていない状態ですと髪の毛の癖が梳いても反動で元に戻ろうとします。ですが時間を置く毎に段々元に戻ろうとする力が弱くなっていきます。
これが軟化という現象になります。
これを3分おきに軟化チェックしていくとそこまで大きく外れる事はないかと思いますので是非実践してやってみてくださいね。
・水分がかなり残ってる状態でのアイロン施術
これも決してやってはいけない事の一つですね。上記の【目次 前髪縮毛矯正の施術の仕方手順 5 アイロン工程】
記載しましたが水分が残っている状態で高温アイロンを挟みこむと水蒸気爆発がおきてしまい毛髪内部が破壊されてしまいます。こちらのミスが一番毛髪をチリチリにしてしまう恐れがあります。毛髪表面に水分が残っていない事を確認してからアイロン工程に進みましょう。
■シャッキーンとならないようにするには
前髪縮毛矯正をかけてシャッキーンとならないようにするにはアイロン工程の時のアイロンのプレスの力加減が一番の理由だと思います。
あまりに強くプレスしてしまうと毛髪の形が歪んでしまいます。
その上プレスの力のみだけでなく非常に高温のアイロンなのでただでさえ毛髪の形を歪めてしまいます。
なので施術する場合は力を抜いて熱で毛髪のクセをとるイメージでされるといいかと思います。
そしてこの時のアイロンスピードはゆっくりでジュワーっと熱が広がるように使っていきましょう。
早いスピードでスッと抜いたり、一点で停止してみたりなどはあまりいい結果に繋がらないので要注意です。
シャッキーンっとなるのはアイロン工程が一番の理由だと述べましたがもぅ一つは縮毛矯正の1剤の軟化にも気をつけておきましょう。
あまりに軟化させすぎて毛髪のハリコシまで奪いペロンペロンになってしまっては簡単に毛髪の形が歪んでしまいます。
なので軟化は8割ほどで止めておくのが得策かと考えます。
1剤をつけて数分置きクシを通して完全に癖が戻らないところまで軟化するのは軟化させすぎです。
少し癖が戻る程度で留めておくのが8割軟化となります。
しかしここの部分は確かな経験と何通りかの基準が必要となるポイントなのでなかなか一般の方には難しいところ。
頭の片隅にでも置いといてもらい回数をこなす事に理解していく。っというのが好ましいかと思います。
ちなみに余談ですが軟化させすぎるくらいなら軟化させすぎない程度で止めてください。
何故かというと癖が取れなかったという失敗はまだまだ修正できる可能性があるのですがシャッキーンっとなってしまっては修正出来なくなります。
癖が取れなかったらもう一度でやろう。っというくらいの気持ちでされるのがベストかと思います。
■前髪がぺったんこにならないようにするには
前髪のボリュームを完全に奪ってしまうとぺったんこになってしまいます。
これは上記にも書きましたが根元の元まで縮毛矯正をかけてしまいそして根元を折るっという現象からくるものです。
上記にもかきましたが根元は0.5センチ〜1センチ程は開けて1剤塗布をしてください。
根元の元まで1剤をつけてしまうと…
前髪が浮いてしまう
前髪がぺったんこになってしまう
というようなリスクが大きくなってしまいます。
では今回は根元の元から1剤塗布してしまい更にアイロン工程する場合に根元を折ってしまうとこういったボリュームがでないようなぺったんこ前髪になってしまいます。
根元を折るっというのはアイロン工程をする場合の角度に問題があります。
この角度を意識してやってみてください。頭は円形になっていますので頭皮の丸みに合わせて垂直に行いましょう。
又この時の毛髪の厚みに注意が必要です。
あまりに太く、大量に一度にアイロン工程をしてしまうと毛髪の角度がバラバラになってしまいます。
なので一回にアイロン工程を入れる量はこの程度にしておきますしょう。
この幅で何通りか施術しながら終えていく感じですね。又一回の量がこの程度なので本当に優しくアイロン工程をしてくださいね。強いプレスは要注意です。
いかがでしょうか?
【自身でやる場合失敗しやすい注意するポイント】結構失敗しやすいところを記載してみました。
- 前髪が浮かないようにするには
- チリチリにならないようにするのは
- シャッキーンとならないようにするには
- 前髪がぺったんこにならないようにするには
ここの部分は何回か熟読お願いします。本当に要注意ポイントばかりです。
又前髪縮毛矯正のすべての不安を徹底解析ピーンとなった、流れないなど完全攻略の記事でも失敗しやすいポイントをまとめております。⬇︎⬇︎
こちらの記事ではまた少し違った視線からのポイントをまとめていますので是非こちらもお読みください。
前髪縮毛矯正自分で施術して失敗した場合どうすればいいの?
これまでの文書を全て読みよし!いざやろう!っと意気込んだものの失敗してしまった。。
縮毛矯正はそんなに簡単ではありません。高いリスクが付きまとってきます。
なので美容室でも一番お値段の高いメニューとなるのです。
では失敗してしまった。どうすればいいの?ですが失敗の仕方では再起不能となる場合も多々あります。
再起不能の前髪縮毛矯正の失敗とは⬇︎⬇︎
- 毛髪がチリチリになってしまう
- 毛髪が折れてしまう
- 毛髪がシャッキーンっとなってしまう
っと言ったところです。
この三つには共通点がありどの項目もかかりすぎたっという結果になります。縮毛矯正は毛髪の内部を高温アイロンの工程を行う事により炭化させてしまいます。
なので一度当たりすぎて起きた失敗はなかなかカットする以外に修正する事ができません。
中にはチリチリになった毛髪を治すビビリ毛専門店なるものもありますがこちらでも治す、治せないの判断にかけられると思います。
なので上記にも記載しましたが縮毛矯正がかかりすぎるくらいならまだかかってない、癖が取れてないっと言った失敗例の方がやり直ししやすいかと思います。
髪の毛は生き物なので縮毛矯正を失敗したが後どれくらい髪の毛に余力が残っているかが問題になりますね。
もぅ髪の毛に余力が残っていない場合は何をしても元には戻らないのでカットしてしまいましょう。
ここでトリートメントをして修復っと言った安易な考えも浮かんでくるかもしれませんが毛髪内部が※炭化された場合はトリートメントをしても栄養成分が中に浸透しません。
※炭化とは
高温アイロンをある一定数(その回数は毛髪毎にバラバラである)使い続けると毛髪内部のタンパク質が焼けてしまい炭のようになります。例えるならゆで卵のような状態を言います。黄身の部分(タンパク質)が熱を通すと固まってしまうのと原理的に似ている。
毛髪の外側のみに付着してすぐ落ちる。っというのが関の山でしょう。
もし少しでも失敗しそうだな。っと思うとすぐ作業を停止してやめてください。
1剤塗布が終わり軟化させている場合はアイロン工程をせずにドライして2剤塗布で終わりにするといいでしょう。
やはり縮毛矯正はこのアイロン工程が一番のダメージを与えるところになってきますから。
DRANでは殆ど縮毛矯正施術の場合アイロン工程をしません。
ノンアイロン施術っというものを推奨しております。⬇︎⬇︎
何故ノンアイロン施術を教えてくれなかったの?っというとまず自身では絶対不可能だからです。
なので不安な場合はなるべく早い段階で美容室にてご相談されるのが得策です。
特に1回目は上手くいったが2回目、3回目っとなると毛髪のダメージも蓄積されていき施術が難しくなるので回数を重ねる度に慎重に行い、無理だと思ったら何回も言いますが自分では施術せず美容室に相談してくださいね。
美容師さんが自分で前髪縮毛矯正をしない方が良いという理由
ここまで色々と記載してきて自身でも前髪縮毛矯正に挑戦してみようと思った方も多いかもしれません。があくまで自己責任でお願いします。っと同時に何故美容師さんが自分で前髪縮毛矯正をしないで!っというのかを記載していきます。
それは
- 1剤の毛髪軟化チェックが自身でできないから
- 2剤の過酸化水素の除去が自身でできないから
この2つが大きく要因になってくるかと思います。
アイロン工程などは気をつけてやってみたり、まず1剤も何もつけてない時に練習して頂くとできるようになる可能性があります。
しかし上記の2点は中々難しい。。
では何故自身では難しいのか解説していきます。
■1剤の毛髪軟化チェックが自身でできないから
できなくもないかもしれませんがなかなか難しいかと思います。それは圧倒的な経験値が非常に少ないからという話になります。毛髪は本当に一人、一人バラバラであり又自身の毛髪にしてもかなり差があります。
例えば右側のサイドの毛髪と左側のサイドの毛髪ではまるで違うなんて事も多々あります。それは普段の生活習慣からなどからも影響を受けて左右同じ人は限りなく珍しいと思われます。そんな多種多様の毛髪の軟化を目で見て触って見て果たして軟化がわかるのか?っというとなかなか難しいかもしれませんが回数を踏んで幾たびに少しづつわかるかもしれません。が非常に難しい施術の一つだと認識してください。
市販の縮毛矯正剤の説明書で乗ってる放置タイムはあくまで目安ですので自身の毛髪がダメージしているなぁーっと思う方は3分に一回小まめにチェックしましょう。
このような難しい施術は本来ならば美容室にてプロにやってもらうのが一番安全かつクオリティーも高いのでご自宅で施術する前には本当に施術して後悔しないのか?を自身に問いて見てください。
安易な気持ちでは絶対にしない事をオススメします。
■2剤の過酸化水素の除去が自身でできないから
過酸化水素を除去するには専用の薬剤が必要となり又それを扱うには知識が必要になります。では過酸化水素の除去はしなくていいやっとなるかもしれませんがなかなかほっておくと厄介なものです。
一回でどうにかなるという事ではありませんが2回、3回と施術していくとドンドン悪化して行きます。
やはり美容室で施術するメリットとしてはこの部分も大きくなるのではないでしょうか?しかしこれは我々美容師の責任でもあると思うのです。やはり美容室で施術する意味をもっともっとお客様に伝えていかなくてはいけません。
それが今までできている美容室がすごく少ないっというのがこうした自宅でも自身でセルフできるっと思わせる要因なのかもしれません。市販のもので失敗しても誰の責任でもありません他ならぬあなたの自己責任となるわけです。そんな売りっぱなしの商品で本当に綺麗になれるのか?ともう一度考えて見て欲しいですね。
過酸化水素についてはこちらの記事に参考となるものが記載されています。⬇︎⬇︎
こちらは市販ホームカラーの過酸化水素について書かれた記事になっています。いかに過酸化水素を除去しなければならないのか?が明確に記載されています。又過酸化水素を残しておくと白髪、薄毛の原因にもなりかねないのでしっかり熟読して見てくださいね。
自身でこれらの事がお家でできるとはなかなか考えにくいと思います。ですがせめてご自宅で施術される場合は今回の記事を理解してから施術に入って見てください。少なくとも市販の縮毛矯正の説明書より詳しく記載しておりますので。
まとめ
いかがでしたか?
前髪縮毛矯正は自身で出来るのか?まだまだ難しいところもあるかと思いますが何回も熟読して理解を深めましょう。
又何回も言いますが失敗しそうならやめておきましょう。知識がなく施術してみていい結果になるほど縮毛矯正の施術は簡単ではありません。
1回目はうまくいった!だから2回目も同じ工程で行こう!っとなると確実に失敗します。毛髪は生き物であり減点方式で髪が弱って行きます。1回目より2回目の方が難易度は上がります。それが3回、4回と回数が上がっていくとそれはもう目も当てれない程に髪は弱り果てているという事です。
その難易度の高い施術を一般の方がされるとそれはもうイメージがつくかと思います。
そして少し余談ですが自宅でのヘアカラーも同じ事が言えます。ヘアカラーによるアルカリ剤の積み重ね&過酸化水素の積み重ねによる毛髪ダメージ。そこに縮毛矯正なんて自身でしてしまったら一発で縮れ毛になります。自宅でヘアカラーをされる方は同じ要領で縮毛矯正もされる方が多いかと思いますが本当におすすめしません。是非美容室にて施術を受けてくだい。
今回の記事はこれらのリスクを理解してそれでも尚且つ自宅で施術される方へのアドバイスとなりますが成果を保証するものではありません。又今回のケースがほとんど既存のヘアダメージのない方に向けてのアドバイスとなります。
それでも挑戦される方は難しい前髪縮毛矯正を失敗しないポイントをしっかり理解してから挑んでくださいね。