市販のもので縮毛矯正をしたらそれはもちろん駄目なのはわかっている。
たけど料金、時間などを考慮したら市販になってしまうと言う方は必見です!市販の薬剤と美容室の薬剤どう違うのか?徹底的に解説していきます。
目次
- 1 縮毛矯正を自分でした時のリスクとは?
- 2 市販で売られている縮毛矯正剤の種類とは?
- 3 市販の縮毛矯正のおすすめとは?
- 4 市販の薬剤は放置タイムが決まっている?
- 5 サロン用の縮毛矯正剤を使って自分でするのは大丈夫なの?
- 6 市販の縮毛矯正に使うおすすめストレートアイロンとは?
- 7 市販の薬剤は強い力のある縮毛矯正剤なの?
- 8 一般の方が自宅で施術して失敗するポイント
- 9 市販の縮毛矯正を施術しての失敗例
- 10 市販の縮毛矯正剤を使うと薄毛になるの?
- 11 美容室で使われている縮毛矯正剤はどんなもの?
- 12 1.アーモンドオイル(※1)
- 13 2.グレープシードオイル(※2)
- 14 3.アルガンオイル(※3)
- 15 市販の縮毛矯正とプロ仕様のものではどちらが長持ちするのか?
- 16 市販で縮毛矯正して失敗した時はどうすればいいのか?
- 17 市販の縮毛矯正を自分でやってしまった自宅でできるホームケアとは?
- 18 まとめ
縮毛矯正を自分でした時のリスクとは?
駄目なのはわかってても今回は自分でやってみる。ではどんなリスクが付きまとうのかと言うとまず項目にしてみますね。⬇︎⬇︎
- 髪がテロテロになった
- 髪がビビり毛になった
- 髪が切れるようになった
- 全く真っ直ぐにならなかった
- ガシガシで指が通らなくなった
っというところですね。
まとめると失敗してしまったという事です。
そしてこの縮毛矯正は非常に難しい施術となりますので一般の方が施術すると比較的失敗しやすいっという事を覚えておきましょう。
これは私の主観なのですがお安いお値段1000円未満で自身で縮毛矯正をして結果髪がボロボロになったらお金払って髪を痛めた事になります。
安いけど髪の毛が上記のような状態になれば
最早本末転倒です。
しかも一般の方が失敗された縮毛矯正は私の経験上なかなか元には戻りません。
失敗の度合いが違うからです。少しの失敗ならば治せる可能性もありますが大きく髪の毛が縮れてしまったらもぅどうする事もなかなかできません。
カットでその部分を切り落とすか又は縮れ毛専門店に行かれるかっというところになります。
もちろん美容室で失敗されても同じ事がいえますが美容室ではやり直しなどの何かしら保証がありますので安心して施術を受けれます。
同じ失敗でもやはり一般の方と美容師さんでは全く失敗の質が違うというところですね。やり直しのきかない失敗はなるべく避けるのが得策かと思いますので
しっかり下記に記されている内容をお読みくださいね。
市販で売られている縮毛矯正剤の種類とは?
色んなものが市販品で売られていますね。
調べてみるとこんなにあるのかっと思うほど多く存在しました。
少し紹介しますね。⬇︎⬇︎
- 内容量:縮毛矯正剤(第1剤50g、第2剤50g)、つばきオイル配合のヘア美容液5ml、縮毛ブローブラシ、手袋、使用説明書
- ガンコなくせ毛もまっすぐ、さらにずっと続くストレートパーマ液です。
- 1780円
- ストレートヘアを個性的に、多彩に。
- 今までの縮毛矯正では防ぐことのできなかった髪のダメージを、薬剤の塗布時間を大幅に減少させることで実現したトリートメントのようは縮毛矯正剤です。
- 時間の無い方や小さなお子様がいる方にもおすすめですよ。
- ※サロン専売品の縮毛矯正剤ですのでヘアアイロンが必要となります。手順に関しては下記ページをご覧下さい。
- ※髪のダメージが気になる方は、前後処理剤(縮毛矯正剤のダメージを軽減する処理剤)も合わせてご準備下さい。
- 2回分 各160g 5076円
- 内容量:第1剤100g、第2剤100g、ヘアトリートメント20g、洗い流さないヘアトリートメント8g*3回分
- サイズ:68*95*170(mm)
- ジワッと熱くなるマニキュアとスムースキープエッセンスで、サラサラな手触りの直毛状態を持続させます。
- 1129円
- “サロン発想”が進化した! 効果と仕上がりで差がつく、こだわりストレート。
- 原産国 : 日本
- 内容量 : 100g+100g+20g
- 商品サイズ (幅X奥行X高さ) : 85×70×169
- 891円
いかがでしょうか?
まだまだ調べると沢山でできます。お値段的にやはりかなりお安く設定されていますね。しかも実際料金がかかるのは薬剤のみであり施術料金は全くかからないというから、かなりお安く縮毛矯正ができる時代になりました。
パッケージを見る限りどの商品もかなり良さそうですね。
ここでふと思ったのですが一般の方はこの数ある中からどれを選択するのか?その選択基準は何なのか?っというところに疑問を持ちました。
結果はインターネットの口コミやランキング、知恵袋などで選ばれている事がわかってきました。
縮毛矯正はシビアな薬になります。
施術する前のベースの毛髪の状態で大きく変わります。
それを口コミやランキングで選ぼうとすると当たり前ですが失敗が多くなります。
美容室で過去に縮毛矯正を施術させて頂いたお客様でも毎回同じ薬剤とは限りません。
その時のお客様の毛髪の状態によって変わるほど薬剤選びは繊細な作業となります。
実際に美容室ではお客様カルテというものつけておりそのカルテから過去の縮毛矯正履歴を確認し現在の毛髪状態と比べて薬剤選定致します。
過去歴がない方は毛髪診断を入念に行い薬剤選定を行うというくらい慎重に選定を行います。
市販の縮毛矯正のおすすめとは?
縮毛矯正のおすすめランキングのサイトとかもあるくらいなので皆様おすすめを探しておられるのがわかるのですが上記にも書いたように毛髪それぞれによってやはり薬剤選定はかなり変わってきます。ここでは少し例題を使って説明致します。
例
髪質が細く少し縮れた印象がありヘアカラー歴もある。
この場合Aの薬剤を塗布
例
髪質が太くすごく硬い毛髪で全体的に大きなうねりが目立つ又は縮毛矯正は今回が初めて
この場合Bの薬剤を塗布
例
髪質は普通くらいの太さだか非常に柔らかい髪質であり3ヶ月前に縮毛矯正履歴がある
この場合根元から4センチほどはAとBの薬剤を3対1でミックスしたもの又縮毛矯正履歴のあるところはCの薬剤➕縮毛矯正用のトリートメントをミックスしたものを塗布
っと言った感じになります。
それを一つの薬剤で行う場合ならまずは縮毛矯正履歴がない事が絶対条件です。
そしてできればヘアカラー履歴もなく毛髪ダメージがほぼない状態でしたらヘアダメージはさけれませんが毛髪が縮れるほどの失敗は起きにくいかと思われます。(*全く違った施術方法をとると縮毛になる可能性もある)
しかしこれでは次回から自分では絶対に施術できません。
そして市販のもので縮毛矯正をした場合はダメージリクスはかなりあがるので次回施術する美容師さんの難易度は一気に上がります。
しかしもしそれで失敗してしまっては担当美容師は攻めらます。
前回そんな撃薬をお家で自身でされたリスクは無視して美容師さんのせいに全てなるのです。
中には美容師さんからの質問で前回縮毛矯正をいつ、どこでやりましたか?
っと聞いたら自身で施術した事を隠す方までいます。
髪の毛は生き物です。
限界っというものがありますのである一定のダメージ量をこえると縮れ毛に繋がります。
その可能性が一番高い施術が縮毛矯正だという事をもう一度認識してくださいね。
少し話しが逸れましたね。
では市販の縮毛矯正のおすすめ薬剤は正直ありません。
しかし容量も大切かと思いますのでそこのあたりはしっかり選ぶ基準になるかと思います。
施術途中でちょっと足りなかった。なんて事になると本当にめちゃくちゃになりますので。
100グラム
80g
50g
50g、80g、ではロングヘアでは対応しきれません。ロングヘアで根元〜毛先まで最低でも90gは欲しいところです。それでも使う配分は間違えるともしかした最悪のケース足りないなんて事になりかねないので余分にもう1ケース用意しておいておいた方がよろしいかと思われます。
最悪のケース足りない場合は途中で止めれないので自身の毛髪の量より少し多く購入しておく事をお勧めします。
では少し基準となる目安も記載しておきますね。
アゴラインショートヘア 40g〜50g
肩付近のミディアムヘア 60g〜80g
胸あたりのロングヘア 90g〜110g
(*長さは同じでも毛量、髪質が違うと大幅に変わる事もある)
市販の薬剤は放置タイムが決まっている?
市販のお薬には説明書きがなされています。1剤は何分放置、2剤は何分放置といったものですね。一般の方はもちろんこの説明書きにのっとり施術を行います。しかし縮毛矯正2剤はその記載されている分数で構わないと思いますが(逆にタイマーを入れてぴったり流せるようにしておく事をオススメ致します。)果たして1剤はというと・・・・。
答えはNOです。縮毛矯正の1剤は毛髪それぞれで放置時間が変わってきます。それこそ美容室の現場では毛髪診断を行ってから施術に入りますから1剤の薬剤を決めた瞬間に何分放置するのかがスタイリストの頭の中に浮かんでいると思います。
そこで分数をタイマーにセットして放置タイムがきた瞬間に軟化チェックを行います。軟化チェックとは1剤を塗布して毛髪内部の結合がキレているかを確認します。1剤とは毛髪内部の結合を切る役割がありますので現状の記憶している形を一度リセットするというイメージで大丈夫です。
そして軟化チェックとは色んな方法がありますが一般の方にはまず不可能かと思います。これには確かな経験、知識と技術が必要だからです。そして上記にも記載しましたがその放置タイムは毛髪によって全て異なるので尚更難しいでしょう。
そんな1剤の軟化チェックの技術を市販の縮毛矯正では薬剤毎に全国一律で記載されています。まずそれは不可能なのと今回それで成功しても毎回成功するとは限りません。何故なら今回のあなたの毛髪の状態と次回のあなたの毛髪の状態ではまるで違うからです。
同じ人間でさえ前回と毛髪の状態が異なるというのにそれが自分ではなく他の人ならばもっと変わってきますよね。だから市販での縮毛矯正の失敗が後が経たないといっても過言ではありません。
サロン用の縮毛矯正剤を使って自分でするのは大丈夫なの?
今や時代はネット社会です。
プロ仕様のものといっても簡単にインターネットを使うと手に入ります。市販の薬剤が駄目ならプロ仕様の薬剤を使うわ。っと言われる方も少なくありません。
ではプロ仕様のものを使えば自宅で縮毛矯正は上手くいくのか?
っといいますと多分実際上手くいかなかったという方が沢山居てると思います。
何故かというと
やはりそこには積み上げてきたプロの経験と知識、技術があるからです。
上手くいかないと思われる理由は
どのダメージレベルの毛髪にどれくらいの強さのある薬剤を乗せて大丈夫かというところが全く理解できないと思います。
また薬剤のミックスなども今までの縮毛矯正の経験上からするところ現状の確かな毛髪診断の技術が必要になってきます。
そのミックスの配合を失敗すると
- 過剰なダメージを与える
- 弱すぎてクセがのびない
- 最悪のケース毛髪が縮れる
っといった具合に取り返しのつかない事になり兼ねます。
毛髪は死滅細胞と言って生えてきた瞬間から減点方式で毛髪は弱っていきます。
一度ダメージした毛髪は2度と再生はできないのです。
なのでいくらプロ仕様のものを仕様してもいい結果はなかなか望めないと感じます。たとえ今回いい結果になったとしても次回、その次と進むヘアダメージに段々ついていけなくなります。
そして少し言い方を変えるとプロの美容師さんでも稀に失敗する事のある程の施術なのですから。
薬剤はプロ仕様のものを使っても正直あまり変わらないと思うのですが施術道具でいうとストレートアイロンなどはプロ仕様のものを使うと劇的に変化する事でしょう。
では次はおすすめプロ仕様ストレートアイロンの話しをします。
市販の縮毛矯正に使うおすすめストレートアイロンとは?
薬剤を変えても正直あまり変わらないっという事がわかりました。
やはりそこは技術力、知識力の差、経験値の差が大切になってくるという事です。
でも道具は薬剤だけではありません。
そぅストレートアイロン
こちらの道具をプロ仕様にする事はかなり変化が見れるのかと思います。
では市販のストレートアイロンとプロ仕様のものとはなにが違うのか?と言いますと
一番はプレート呼ばれる熱を発する部分が
全然異なります。
ここの赤い部分が安価のものはそこまで温度があがらなかったりプレート全体が熱を発していなかったりと様々な弱点があります。
しかしプロ仕様のストレートアイロンのプレートは
- 均一に熱を発する
- 高温まで対応可能
- 熱が冷めにくい
っと言った具合でもちろん性能が高いです。
ストレートアイロンの均一に熱を発する事や高温に対応しているなどはかなり重要なところになってきます。
均一に熱を発してくれないと縮毛矯正をした場合にムラのある仕上がりになります。
また高温対応がされていないとしっかりクセが伸びてくれません。
後プレートの部分に特殊加工が施されているストレートアイロンも最近ではよく見かけます。
イオンセラミックコートなどと謳ったものですね。
中にはバイオプログラミングっという特殊加工されたものまで近年では発売されております。
引用
我々の業界では有名なリュミエリーナ社のヘアビューロン【ストレート】
ですね。
こちらは使う程に髪の毛が綺麗になっていくと評判の代物です。
最早手間を惜しまなければ市販の縮毛矯正をするくらいなら毎朝こちらのストレートアイロンでクセを伸ばされる方が得策かもしれません。
毎日使うにはかなり評判のいいヘアビューザー【ストレート】
しかし当店では採用しておりません。(*販売はしております。)
何故かというと縮毛矯正施術には少し太くて根元の矯正を当てにくいからです。(自宅で毎日使用の方には断然ヘアビューザー・ストレートがオススメ)
なので当店ではこちら⬇︎⬇︎
gmj社の3Dヘアアイロンを使用しております。
こちらはプレートにバイブレーション機能が備わった特殊加工がされています。
バイブレーションする事により熱を分散化し一点だけ熱くて、その周りが少し温度が下がるっといったデメリットが解消されます。
又バイブレーション機能が備わっている事で一点高温集中が避けられるので無駄な毛髪への高温ダメージが回避される仕組みになっております。
縮毛矯正施術にはかなりおすすめの一品となっておりますので是非おすすめです。
市販の薬剤は強い力のある縮毛矯正剤なの?
少し話しを戻してプロ仕様の縮毛矯正薬剤を仕様しても美容師さんとの技術力の差があまりにも離れているのであまり効果は期待できないと上記で記載しました。
では市販の薬剤は何故ダメだと言われているのかといいますとそれは薬剤自体が非常にパワーが強いからです。
そしてこれが美容室の縮毛矯正剤⬇︎⬇︎
今回はミルボン社のネオリシオっというブランドのものです。
*上の写真に載っているのは当店で使用している縮毛矯正剤の一部です。
- SH 一番強いパワーの薬剤
- H 普通よりちょっと強めの薬剤
- N 一番弱い薬剤
- AR トリートメント保護、SH、H、Nの原料剤
っとそれぞれパワーが別れています。
美容室ではこれらを混ぜ合わせてお客様に適したパワーバランスを作り出します。
しかし市販のものはというと全てSH並みの強さがあるものと解釈してもらっていいでしょう。
ちなみに当店ではなかなかSH単品で使用する事がないくらいハイパワーのものと認識しております。
市販の薬剤のコンセプトは大勢の方が使用して皆さんのクセを伸ばすっと言うところに一番基準が置かれています。
当たり前ですよね伸びなければ縮毛矯正剤として役割を果たせていない事になりますから。しかしその反面ヘアダメージについてはあまり考えられていません。
ハイパワーの薬剤を使用する事によりどんなクセにも対応可能になりますが弱く、細く、ダメージのある毛髪には全く持ってオーバーパワーとなるのです。
なので市販の縮毛矯正をしたら毛髪が縮れたというような口コミを多く見かけるのですね。
市販の薬剤が強いっと言われる所以はこの事からだと認識しております。
ヘアカラーなどで痛んだ毛髪には本当に不向きになりますのでなるべく使用は避けた方がいいかと思います。
一般の方が自宅で施術して失敗するポイント
では次はこれをするとよくないなぁっと言うポイントを押さえていきますね。
まずは項目から⬇︎⬇︎
- 髪を濡らさずに1液薬剤を塗布する
- 1剤、2剤共に放置時間がやたらと長い
- 1剤、2剤共に薬剤の流す時間が短い
- 1剤を流し終わってからドライヤーでの乾かし方が適当
- 半乾きの状態でアイロンの工程を始める
- アイロンを入れるとジュ!!っと音がする
- アイロンを力いっぱい引っ張る
- 2剤放置中に毛髪をくちゃくちゃの状態で放置する
こんな感じでしょうか。いかがですか?結構やっていませんか?縮毛矯正は本当に繊細な施術になります。上記の項目が一つでも当てはまると綺麗に仕上がらない可能性もあるくらいです。注意して進めましょう。
では何故ダメなのかを解説きていきます。
■髪を濡らさずに1液薬剤を塗布する
毛髪は乾いていると硬い鱗状のキューティクルという外壁守らています。
なので乾いた状態の毛髪にそのまま薬剤を乗せてもなかなか毛髪内部まで浸透しません。
では霧吹きで濡らす程度よいのか?っと言いますとそれもダメです。
しっかりと毛髪内部まで水分を浸透させ薬剤の通り道を作らないといけません。
これができていないと髪の毛の表面ばかり薬剤反応が起こり縮毛矯正をした後に数日でとれてしまった。なんて事になり兼ねます。
しっかりと水分を毛髪内部に浸透させるイメージでしっかり濡らしてから薬剤を塗布していきましょう。
一概には言えないですがだいたいウェット時間は3分~5分くらいはしっかり濡らしていきたいところですね。
そして温度はだいたい36度くらいで水圧は弱めでお願いします。
あまりにも高温の強い水圧でウェットしてしまうと薬剤をつける前から毛髪に負担をかけてしまうのでその辺りも注意が必要です。
■1剤、2剤共にやたらと放置時間が長い
縮毛矯正に限らずヘアカラー、パーマなどの薬剤もですが基本的に撃薬とされています。
毛髪の中の結合を切ったり繋いだりするような薬剤なので放置タイムもきっちり決まっています。
そしてその放置タイムは実際美容室の現場では毛髪毎に異なります。
Aのお客様は1剤放置タイムが5分だった。
Bのお客様は1剤放置タイムが10分だった。
なんて事は普通にあり得ます。
なので市販の薬剤には裏面に放置タイムが描かれていると思いますが実際には毛髪毎に確かな毛髪診断を行なって放置タイムを決めなければいけないので如何に危険な行為なのかわかってもらえると思います。
そして縮毛矯正の薬剤はオーバータイムしてしまうとかなりのヘアダメージを与えてしまうので要注意です。
美容室では放置タイムが終わって他のお客様でシャンプー台が詰まっている。だからシャンプー台があくまで少々待たせる。
なんて事は縮毛矯正の場合は絶対にしてはいけないことになります。
なので現場ではしっかりお流しのタイミングも皆で把握してミスなくこなしていきます。
もし一般の方が1液放置中にお流しのタイミングで電話が鳴ったので暫く話した。
なんて事になり放置タイムが長くなると最早目も当てれない程の失敗につながる可能性がある事を理解して薬剤の放置時間をしっかり守りましょう。
そしてしっかり守るんですが上記にも記載したように実際には毛髪によってバラバラなのが薬剤放置時間なのでそこのあたりも自身で施術するリスクと言えるでしょう。
■1剤、2剤共に薬剤の流す時間が短い
お流しって結構自分でやる時適当になりがちではないでしょうか?
毎日するシャンプー&トリートメントのお流しも適当になっていませんか?
お流しは美容室での大切な基本の一つとしてものすごく勉強致します。
1剤の薬剤成分が残ったままアイロン工程なんてしてしまった場合には完全に毛髪はハイダメージを受けるでしょう。
しかも縮毛矯正の1液はかなり粘り気がありしっかり流してもまだ残ってるなんて事も多々あります。
まぁそのようなミスを無くすために美容室ではすごく勉強するのですが…一つの目安でいうと軋むくらいまでしっかり流してください。
しかし流す時も髪を引っ張たりするとかなりの毛髪ダメージを与えてしまうのでソフトに優しくしっかり流す。を心がけていきましょう。
薬剤がついてる毛髪は言わば転んで擦りむいて怪我をした部分の内部が見えてる状態に近しいです。
しかし毛髪は元々死んでる細胞のため人体には痛みは感じません。
しかしそれくらい重度な状態だと思ってください。
怪我をした部分をゴシゴシ洗わないですよね?優しく、ソフトに洗いますよね?
そのようなイメージで薬剤のお流しはするといいでしょう。
■1剤を流し終わってからドライヤーでの乾かし方が適当
縮毛矯正の1剤と言いますと毛髪内部の結合を切る役割があります。これを還元剤と言います。毛髪内部の結合を切るというのは今あるあなたのクセ、うねりの形を形状記憶している状態のものを一度リセットすると考えてください。
そしてドライヤー、アイロンなどの乾燥工程を加える事で新しいストレートの形を毛髪に形状記憶させていきます。
最後に2液を塗布して定着という形になるのです。
なので1液お流し後は毛髪内部の結合が切れた状態。次の形を形状記憶させる前という事になりますのでここでのドライヤーを適当に行うと適当な形状記憶をする可能性が高まります。
クセ、うねりをとるために行う縮毛矯正なのにこの時のドライ工程が適当ではクセ、うねりが取れない可能性があるという事です。
しっかりこの時のドライは丁寧に根元から毛先に向かって風を当ててあげるようにしましょう。
そして美容室ではこのドライ工程を8割で止めて少しだけ水分を残した状態でアイロン施術に入ります。が一般の方はヘアスタイル全体を8割ドライっといってもすごく難しいのでしっかり全体を乾かしてあげましょう。
ヘアスタイルの部分では乾いてないところがあるとそこの部分はクセ、うねりが取れませんので要注意です。
■半乾きの状態でアイロン工程を始める
上記にも書きましたが美容室ではあえて8割程のドライで済ませて水抜きアイロンっという技術をアイロン施術の時に行います。
これは縮毛矯正をする上では大切な施術なんですが水分が完全に抜け切る瞬間に毛髪の形状記憶が完成します。
毛髪の中から水分が抜け切る瞬間こそが縮毛矯正のアイロン施術では一番大切なポイントと言えるでしょう。
しかしこれをマネようとすると本当に失敗します。
最悪の場合縮れ毛になり兼ねませんので一般の方はやめておいた方がよいでしょう。
一般の方が市販の縮毛矯正剤を使って全く伸びなかった。というのはだいたいここのアイロン施術かその一つ前のドライ施術にミスがあると感じます。
ちゃんと美容室で水抜きアイロンをしないと伸びない程のクセ、うねり毛だったのかもしれません。
■アイロンを入れるとジュ!!っと音がする、アイロンを力いっぱい引っ張る
ここは合わせて記載しておきますね。
上記にも書きましたが水抜きアイロンは大切な施術のポイントです。しかし一般の方にはまず無理な施術。確かな経験と知識そして練習が必要となるポイントなので中々難しいでしょう。
ではちゃんと乾かしたつもりなのにジュ!!っとなる。っという方は乾かしたつもりだったのだと思われます。
水分が残っていない状態ではまずジュ!!っという音はなりません。
これは毛髪の水分が残っていてそこに高温のアイロンをあてがう。すると水分と熱がぶつかって小さな水蒸気爆発が起きているものと考えてください。
このジュ!!っとなった場合はほぼ毛髪内部は破壊されます。
水蒸気爆発が起きてるのですからもちろん毛髪内部は破壊されますよね?
なので一般の方は絶対にしっかりドライをしてからアイロン施術に入りましょう。
縮毛矯正の失敗が毛髪のクセ、うねりが伸びなかっただけで済めばまだ美容室でやり直しは可能です。
しかし縮れ毛になってしまっては中々美容室でも直す事が難しくなっています。
中にはそういった事例を専門的に扱う美容室も存在しますが逆にすごく高額になるのとまた一回では治らないので通う必要性があります。
当店でも縮れ毛の修繕は行っていますが治る場合と治らない場合がある事をしっかりお客様に説明致します。
なのでジュ!!っとなるようなアイロン施術は控えてください。
そしてこれも結構多いのですがアイロンを力いっぱい引っ張る。
高温アイロンを挟んだ状態でクセ、うねりを伸ばそうと思い、熱➕力を加えると毛髪にかなりのダメージを与えます。
クセ、うねりを高温アイロンで伸ばすには力は必要ありません。
優しく挟んであげて熱でジワ~っと伸ばしてあげてください。
この時にジワ~っという表現になるのはアイロンのスピードを限りなくゆっくり(止めてはダメ)してあげてください。
例えるならばワイシャツのシワをアイロンで伸ばすようなイメージです。
熱を毛髪内部まで浸透させてあげていくイメージですね。
すると毛髪から湯気が出てくる場合があります。先程からジュ!!っとなるのはダメだと解説してきましたが湯気がもわ~んっと出てくるのは正解です。水抜きアイロンの手前まできております。
しかし湯気がでないよっという方は無理してやろうとしなくて大丈夫です。
一歩間違えるとジュ!!っと音がする場合があるので湯気がでたは人ラッキー、でなかった人はそれで大丈夫という感覚にしておきましょう。
攻めたアイロン施術は一般の方には本当にオススメしないという事をご理解ください。
■2剤放置中に毛髪をくちゃくちゃの状態で放置する
1剤が終わって、ドライが終わりそしてアイロン施術まで終わりホッと一息。
さて最後の施術2剤の塗布で定着工程に入ります。
ホッと一息アイロン施術を終わった自身の髪の毛を見ておぉーー綺麗にできてる!っと思い集中力が落ちてしまう場合があります。
2剤もちゃんとポイントを抑えておかないと最後の最後で失敗になり兼ねません。
では2剤の失敗のするポイントとはズバリ薬剤塗布後の放置中に問題があります。
2剤とは定着液なのでストレートにしたい場合はちゃんと放置中もストレートにしておかなくてはいけません。
2剤放置中に
- ピンで止める
- タオルで包んで違う事をする
- 放置している状態の毛髪がくちゃくちゃになっている
などはそのまま定着する恐れがありますので注意しましょう。
そのまま定着する事がなくても綺麗なストレートには仕上がりませんので本当に要注意です。
そしてちゃんと放置タイムを守って使ってくださいね。
また大幅にこの放置タイムを超えてしまうと毛髪のダメージになりますので本当にちゃんと守ってくださいね。
2剤の場合は市販の推奨タイムで大丈夫です。
いかがでしたか?
一般の方が自宅で施術して失敗するポイントを上記に書いていた事は絶対にしてはいけない事なので注意して施術しましょう。
そしてやはり私もこの記事を書きながら思うところなのですが本当に縮毛矯正は一般の方は施術されない方がいいかと思われます。
- 1剤の放置タイムの事
- ドライの仕方
- 水抜きアイロンの施術
などどう考えてもリスクしかありません。成功確率の方が明らかに低いのでは?なんて思います。
実際にYahoo!知恵袋でもどんな質問がよせられているのか?確認しましたが大体の方の失敗の仕方が毛髪のクセ、うねりが伸びなかった。っとあります。
これはまだなんとかなる失敗なので美容室で再度施術可能なのですがそれでもご自宅での縮毛矯正後なので毛髪はかなりダメージを負っています。
その後また期間も開けずに縮毛矯正を施術するのは毛髪にとってはかなり過酷な状況に置く事になりますので本当にオススメできません。
市販の縮毛矯正を施術しての失敗例
上記では市販の縮毛矯正の失敗するポイントをまとめておきました。
では実際に失敗すればどんな感じになるのか?実際の写真と共に説明していきます。
まずは失敗例の項目を記載しておきます。
- クセ、うねりがのびなかった
- 毛髪が縮れ毛になった
- 毛髪の切れ毛が多くなった
っといったところです。
失敗例にしては項目が少ないように感じますが一個、一個の失敗例がかなり重度なものになります。
特に毛髪が縮れ毛になった、毛髪の切れ毛が多くなったのところは取り返しのつかない失敗と言えるでしょう。
では画像付きで解説致します。⬇︎⬇︎
毛髪が縮れ毛になった失敗。毛先の方が縮れていますね。
これは市販の縮毛矯正の1剤に入っている還元剤があなたの毛髪には強すぎて毛髪内部を過剰還元してしまい起こる現象です。
その後の高温アイロンによる施術でも毛髪に水分がついた状態でアイロンしてしまうとさらに過剰還元されたものが活発化してしまい
さらなるダメージを与えます。
こうした過度な毛髪ダメージを受けると毛髪内部の水分調節機能が壊れてしまいます。
水分調節機能が壊れてしまうと毛髪が水分を維持できないので毛髪自体がシワくちゃの縮れ毛になるという事ですね。
次が毛髪の切れ毛が多くなるというところは
上記にも書いたように過度な毛髪ダメージを受けると水分調節ができなくなるため毛髪自体が脆くなります。
それは毛髪のキューティクルなど全て破壊していくからです。
又薬剤以外にもアイロンの摩擦による切れ毛ダメージも軽視できません。
高温アイロンを力いっぱい引っ張ると摩擦による力で毛髪に過大な切れ毛ダメージが追わせてしまうので注意が必要です。
アイロンの扱い方は本当に優しくジワ〜っと熱を加えていくのが一番正しい使い方です。ドライヤーやアイロンによる熱で今度は毛髪内部が酸化されていきます。
っというのも1剤で毛髪内部を還元(毛髪内部の結合を切断する事)ドライヤー、アイロン熱で酸化する(毛髪内部の切れた結合を新しい形を覚えさせて再結合する)
そして2剤でその酸化をより促進させてしっかり強固に再結合させる。というのが縮毛矯正の工程の意味合いです。
そこに1剤の還元剤で過剰還元してしまったり、力いっぱいアイロン施術をして摩擦ダメージを与えてしまったりすると自ずと縮毛矯正は失敗に終わります。
しかし各ポイントの意味がわかればどのようにして薬剤やアイロンを扱えば良いのかイメージしやすくなったと思います。
ぜひ一般の方が自宅で施術して失敗するポイントと市販の縮毛矯正を施術しての失敗例を熟読ください。
市販の縮毛矯正剤を使うと薄毛になるの?
これはかなり深刻な問題になりますね。ですが安心してください直接的な問題はありません。が縮毛矯正剤を使用することによる頭皮に悪影響な物質が増えてしまいます。それをちゃんと除去すれば全然問題はないんですがなかなか自宅にてそれを行おうと思うと難しいかと思われます。
何故難しいのか?っといいますとなかなか手に入りにくいものだからです。
ではどんな物質が悪影響かと言いますと縮毛矯正の2剤は過酸化水素という物質がメインで使われます。それはストレートの形を定着させるのに現状ではとても大切な物質と言えるでしょう。
しかし過酸化水素を使用する事で頭皮に悪玉活性酸素が増えてしまいます。悪玉活性酸素とは増えすぎると体のサビに繋がります。すなわち頭皮が老化すると言う事です。
縮毛矯正をする事で直接的な薄毛につながると言うものはありませんが回り回って薄毛に繋がる可能性があると言う事です。
縮毛矯正の薄毛について詳しく別記事にて解説しておりますので是非お読みください。⬇︎⬇︎
美容室で使われている縮毛矯正剤はどんなもの?
美容室で使われている縮毛矯正剤にはいろんな種類があります。
数ある縮毛矯正剤そしてその薬剤をあなたに使うにはちゃんとした理由があります。
それは今までの経験、知識、技術力の賜物だと思います。
ではどんな薬剤があるのか厳選してご紹介致します
【商品情報】
熱でクセをしっかり伸ばしながら、熱ダメージは抑えられるようにする凝集抑制テクノロジーで、
やわらかく、扱いやすい髪へ導きます。【特長成分】
NAcグルコサミン(熱凝集抑制成分)
オレイン酸フィトステル(毛髪保護成分)
ヒドロキシプロピルトリモニウム(羊毛)(毛髪補修成分)【サイズ】
SH第1剤400g
H第1剤400g
N第1剤400g
第2剤800g
アルカリリデュース400g
上記の【目次 市販の薬剤は強い力のある縮毛矯正剤なの?】でも少しご紹介しましたがミルボン ネオリシオっという薬剤です。
すごく画期的で新しい考え方で作られている薬剤ですね。
美容室でも取り扱いが多い事からなかなか有名な薬剤です。
どこがすごいのか?
っと言いますと縮毛矯正を施術した場合毛髪のダメージも気になるところなのですがもぅ一つそれはタンパク変性っという現象がおきます。
タンパク変性とは縮毛矯正の熱➕1剤の還元剤で毛髪内部のタンパク質が熱凝集を経て凝集体になるという事ですね。
簡単に説明すると毛髪内部のタンパク質が固まるっという事です。
これをよく茹でタマゴで例える事が多いですね。
茹でタマゴとはタマゴの殻がありそれを剥くと白身がぷるっとしていて固まって黄身がさらに凝集された固まりになっています。
この状態が毛髪内部で起きているという事ですね。
このタンパク変性を起こすとヘアカラーなども発色しなくなりますので要注意です。
しかしミルボン ネオリシオではこのタンパク変性が起きない作りになっております。
それはNAcグルコサミンっという新しい特許成分配合されているのでこのタンパク変性の図をストップさせてくれるのです。
柔らかい質感がイチオシなミルボン ネオリシオは当店でもかなり重宝しております。
タンパク変性をしないのはやはりありがたいです。
しかしもちろんミルボンネオリシオはすごいのですが基本的には当店の縮毛矯正はほとんどアイロンを使わないノンアイロン矯正を主に行っておりますので殆どタンパク変性がおきません。
その技術に➕進化した薬剤
を使いこなすとすごくいい結果が出せているのでお客様も喜んでくれています
オイルでいたわりながら伸ばすから硬くならずにサラリとやわらか、素直なピュア髪へ。一本一本がまっすぐでやわらかく、素直で扱いやすいストレートのための3種のナチュラルピュアオイル配合。
1.アーモンドオイル(※1)
新生部の均一な軟化。
2.グレープシードオイル(※2)
軟化直後の髪へのいたわり。
3.アルガンオイル(※3)
ストレート既処理部へのやさしさ(プレトリートメントのみに配合)。
※1:アルモンド種子油
※2:ブドウ種子油
※3:アルガニアスピノサ核油
入っているオイルトリートメントは
アーモンドオイル
グレープシードオイル
アルガンオイル
の3種類。上記にも記載しておりますそれぞれもちろん効果があって1剤に入っております。
・アーモンドオイル
新生部の均一軟化
・グレープシードオイル
軟化直後の髪へのいたわり
・アルガンオイル
ストレート既処理部へのやさしさ
全体的に縮毛矯正剤でありながら髪へのいたわりを欠かさない薬剤となっております。
施術で使用して1美容師として仕上がりはハリがあるけど柔らかいっというような私個人としてはかなりお気に入りな商材であります。
それでいてしっかりクセ、うねりも伸ばしてくれるのでこちらも非常に重宝しております。
もちろんお客様にも評判のいい縮毛矯正として君臨しております。
美容室での縮毛矯正剤は本当に沢山あります。それこそメーカー毎にあるくらい膨大な数が存在します。しかし基本的には縮毛矯正剤は1剤(還元剤)2剤(酸化剤)というようにできてます。
そこにそれぞれのコンセプトにちなんだ質感を演出するように作られています。
タンパク変性を起こさない次世代の縮毛矯正剤とか、髪をいたわりながらオイルでしなやかまとまりをだす縮毛矯正剤っと言った感じです。
どんな質感に仕上げたいのか?又どんな施術工程をやるのか?で使用する薬剤を選んで自身の使いやすい縮毛矯正剤を見つける事が綺麗な縮毛矯正を当てれるコツかもしれません。
そういった縮毛矯正をかけた後の事まできちんと考えて施術するのがプロの仕事ではないでしょうか。
市販の縮毛矯正とプロ仕様のものではどちらが長持ちするのか?
どちらが長持ちするのか?っと言うところでは薬剤の関係ではありません。
どんなところで長持ちの差が生まれるかというと⬇︎⬇︎
- 1剤の軟化チェックがしっかりできているか?
- 水抜きアイロンがしっかりできているか?
- 2剤の塗布量がしっかり毛髪全体に塗りこまれているか?
- この3点が大きく持ちのところで大切になってくるでしょう。
- 1剤の軟化チェックと髪の結合がちゃんと切られているのか?
というところです。
毛髪内部の結合がしっかり切れていないと幾らアイロン施術で伸ばして2剤をつけようともなかなか長持ちする縮毛矯正おろかクセ、うねりが取れないというような結果に終わってしまいます。
しかし一般の方には非常に難しい判断になります。失敗すると毛髪に過大なダメージを与え縮れ毛になり兼ねません。
そして美容室では1剤軟化が終了したらすぐにお流しに入れるようにアシスタントとスタイリストで連携を組みます。
例えば後5分で軟化が終了するっと予測したスタイリストがいればアシスタントが残り3分の時点でシャンプー台にお客様をお通ししてお流しの準備に入ります。
そして予測通り5分の段階でもう一度アシスタントがシャンプー台で軟化最終チェックを行い問題なければそのままお流し。まだ軟化不足と判断すればスタイリストに報告。
っという密な連携を組んで軟化終了したらすぐ流せるような体制を組みます。
それほど縮毛矯正の薬剤はシビアなものと考えてください。
後1分長く放置していたら失敗していた。なんて事も全然ある話しです。
それくらいのものを使用してご自宅で縮毛矯正に挑戦するという意識でされる方がいいかと思います。
ちなみに私は美容師ですが美容師でも自宅で自分自身に縮毛矯正をあてる事はしないでしょう。
話しが逸れました。
ではどちらが長持ちする?っと聞かれると薬剤の関係ではなく技術、経験の豊富な美容室での縮毛矯正という事になります。
そしてその中でも大切な3点がありました。
その3点の中でも一番気をつけて施術しないといけないのが1剤の軟化チェック。
しかしこれは一般の方には当然無理難題っという事になります。
市販の薬剤には目安放置タイムのようなものが記載されています。何基準でそのタイムが算出されているのかわかりませんがそのタイムがあなたにあっているのなら縮毛矯正も成功し長持ちする事も可能でしょう。
しかしそのタイムとは?
誰かがあなたの毛髪診断をした結果から導き出したタイムなのか?っというとそうではありません。
言い方と変えると『かけ』になるのです。
そのような無謀なかけはおやめになられる事を強くオススメします。
市販で縮毛矯正して失敗した時はどうすればいいのか?
私はまだ実際市販の縮毛矯正を使用した事あるお客様に出会った事がありません。
ですから失敗した!!っという話ももちろん目にした事がありません。
しかしネット見ると出てきます、数々の失敗例が。。そしてどんな失敗なのか?も細かく記載されています。
一番多い失敗例は上記にも書きましたがクセ、うねりが伸びない。っと言うところ。
これはまだクセ、うねりが伸びていないだけならすぐにでもやり直しが可能かと思います。しかし安易に考えないでくださいね。
縮毛矯正のダメージを無意味に1週間前に与えてしまいその上また縮毛矯正をかけるという事は毛髪にはかなり負担がかかります。
しかし見た目は施術前と差ほど変わりなくダメージした感覚もないのが縮毛矯正。ダメージした毛髪内部の事なんて正直見分けがつかないかと思います。
やり直しは可能ですが安易に考えているとそのうちに失敗するっという事ですね。
必ずその縮毛矯正後はホームケアをしっかり行ってください。
次に縮れ毛になってしまった方はというと上記にも少し記載しましたが
【目次 市販の縮毛矯正を施術しての失敗例】これはなかなか簡単には治せません。
毛髪が原型を留めていない状況というのは毛髪内部、外部(水分調節機能やキューティクルなど)ともにすでに何も残っていません。
だから原型を留めないまでになっているのですが中には縮れ毛専門店なるものも存在します。
そういったサロンに施術を受けにいくか又はバッサリカットしてしまうかという2択になるかと思います
大切な毛髪を意図しない理由でバッサリカットするのはあまりに切ないですね。
せっかく伸ばしたロングヘアなら尚更の事あなたの毛髪はあなたにしか守れません。賭け事のような施術で毛髪をボロボロにするのはやめておきましょう。
又どちらにしても失敗すると莫大な費用と時間を要す事になりますので失敗しない施術が必要かと思います。
市販の縮毛矯正を自分でやってしまった自宅でできるホームケアとは?
どうしても自宅で自分で施術しないといけなくなりました。失敗はしなかったもののダメージが少し気になります。っという方はしっかりホームケアをしてあげましょう。ではどんなケアがいいのか?まずは項目から⬇︎⬇︎
- お風呂上がりは必ず髪を乾かすようにする
- 過度なブラッシングは避ける
- 縮毛矯正後にオススメシャンプーを使う
- シャンプーのやり方にも気をつける
こんな感じになります。普段の生活の仕方で結構毛髪に負担をかけている事があります。
使うものは下記に記載するオススメシャンプー&トリートメントを使用して貰えれば大丈夫かと思います。
■お風呂上がりは必ず髪を乾かすようにする
意外と乾かさない方も多くいるみたいですね。
乾かさないという事は髪は裸の状態になりますダイレクトに摩擦などの影響も受けますのでしっかり乾かしましょう。
乾かし方は根元から毛先に向かって乾かしましょう。毛先から逆風でドライしてしまうと毛髪のキューティクルが全て広がってしまい毛髪のツヤも出ずにバサバサに見えてしまいます。又このドライヤーがうまく使える方は多少の毛髪のパサつき、広がりもコントロールする事ができ納める事も可能です。
一度施術した縮毛矯正施術も毎日のドライヤーをしっかり実践する事でもちも変わってきます。
逆に適当なドライ方法ではせっかく縮毛矯正かけた毛髪でもバサバサになってしまいますので要注意です。
髪のパサつきについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてお読みください。⬇︎⬇︎
■過度なブラッシングは避ける
ブラッシングは力いっぱい雑にするのはあまりによくありません。縮毛矯正後は優しく丁寧にしていきましょう。
力いっぱい毎日やり続けると段々と毛髪の切れ毛などにつながりせっかく縮毛矯正をかけた毛髪でもバサバサに変えてしまいます。
しかし絡まった毛髪をそのままにしておくのはもっといけません。優しく梳かしつけてあげましょう。
コツとしては毛髪の毛先から順に梳かしつけていきましょう。いきなり根元からガンガン梳かしつけても又中間の毛髪で絡まる、中間が梳かせても又毛先で絡まるとかなり悪循環になります。毛先から梳かしつけるとそのような事はおきませんのでぜひお試しください。
又縮毛矯正施術をしたばかりの時はそんなに梳かしつける作業も大変ではありませんが少し時が経ち3ヶ月も経つと段々新しく生えてきた毛髪のうねりに悩まされる事もあるでしょう。人によってはかなり梳かしにくいかもしれません。
そうなると毎日憂鬱になってきますのでもう一度縮毛矯正施術のするタイミングと思ってもらっていいかと思います。
髪のうねりなどに困っている方はこちらの記事も合わせてお読みください。⬇︎⬇︎
■縮毛矯正後にオススメシャンプーを使う
では縮毛矯正後のオススメのシャンプー&トリートメントですね。今回ご紹介するのはデミコスメティクス フローディアシリーズ。化粧水シャンプーと言われるほどの高成分入りのシャンプー&トリートメントとなっています。全4種類のライナップでそれぞれの毛髪タイプの別に特化したものとなっています。
シリーズ通してのコンセプトは毛髪内部のダメージホールにのみ補修成分が入り込みそれがダメージホール内で膨張し毛髪内部から膨らみを与えて髪をパンパンにしてくれます。
ダメージホールのみに作用するシステムは業界初で特許も取られた優れたシステムです。
さらに髪だけでなく頭皮ケアに対しても有効で、年齢からくるうねりやパサつきといったお悩みも土台の頭皮から抑えてくれるので使い続けることで少なからずクセを抑えてくれます。シャンプーの内容成分としては加水分解卵殻膜(毛髪補修)、加水分解コラーゲン(保湿)がメインで入っており
シャンプーの種類によって加水分解ケラチン、キトサンサクシナミド、ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解シルク、加水分解ヒアルロン酸などが入っています。
毛髪の補強から保湿まで種類により配合バランスを変えた作りになっています。
縮毛矯正後の毛髪でそこまでダメージが気にならない方は
スリークライト
手触り、ダメージが気になる方には
スリークモイスト
がオススメです。
また頭皮ケアとしてはハチミツやチャ葉エキス、グルコシルヘスペリジンなど頭皮の保湿や引き締め、血行促進の効果が期待できます。また抗酸化作用も期待でき老化を防ぐことで頭皮の状態も健康に保ってくれます。
これらは化粧品にも入っている物で髪や頭皮の美容液のような感覚で使えます。
トリートメントにはラウロイルグルタミン酸ジ(CMC)やセラミドNG(CMC)、8種類のアミノ酸、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、アルギン酸Naといった髪の保湿やCMC補給、バリア機能を高め保護していきます。従来の重さや硬さでまとめるのではなく自然で軽やかなまとまりのある髪にしてくれます。
縮毛矯正後のオススメとしては
スリークモイスト
油分の多い方、ベタつきやすい方は
スリークライト
がオススメです。
そしてCMCが入っているかいないかも大きな違いになります。
CMCとは髪の油分だと思ってもらえばいいのですが
このCMCは油分なので薬剤や先ほどの洗浄剤などだけでなくお湯でも溶けていきます。日々シャンプーするだけでも少しづつCMCが溶けていき髪内部のタンパク質が流失していきます。
なので日々使うシャンプーにCMCが入っているものの方がいいかと思います。
ここもサロンシャンプーと市販シャンプーの違いかと思います。
またトリートメントもこのバルネイドシステムで傷んだところにだけピンポイントで効果を発揮するため余分なトリートメントがつかず軽い質感なのにまとまりのある髪にしていきます。
これらのシャンプートリートメントを使い続けることで一番の違いは髪が柔らかくなります。
縮毛矯正や薬剤を使った施術の場合、どうしてもタンパク質が流失したりCMCがなくなり髪はパサつき硬くなっていきます。それらは普段のシャンプーでも同じです。
こういったようにマイルドな洗い上がり。ダメージホールを埋めて髪の補強。CMCの補給。適度な保湿、コーティングで摩擦を減らし髪を守っていくことが綺麗な髪を保つ道具としてシャンプートリートメントを使ってもらえると良いかと思います。
オススメのシャンプー&トリートメント↓↓
いかがでしょうか?
補修成分抜群のおすすめシャンプー&トリートメント。もちろん当店でも取り扱いがありますので是非気になる方はご連絡お待ちしております。
そしてもっと詳しく縮毛矯正後のホームケアについて知りたい方はこちらの記事も合わせてお読みください。⬇︎⬇︎
非常に詳しく分かりやすい記事となっておりよく読まれている記事になります。それだけ縮毛矯正後のホームケアで悩んでいる方がいると言う事ですね。
縮毛矯正ユーザーは必読です。
そしてシャンプー&トリートメントだけいいもの使っても使い方があっていないと意味がありません。
ちゃんとした自宅でのシャンプー&トリートメントの使い方が知りたい方はこちらの動画をご覧ください⬇︎⬇︎
まとめ
いかがでしたか?
市販の縮毛矯正!美容室の縮毛矯正!どう違うのか徹底解析。
結果的には縮毛矯正はやはり美容室でやりましょう。っといった記事になりましたがなぜ美容室でしないといけないのか?
が明確にわかってもれえたかと思います。
縮毛矯正は美容室で一番難しい施術になります。それには確かな知識と技術、確かな経験が必要必須であります。どうしてまず縮毛矯正剤を市販化したのか?と言うところも私は謎で仕方ありません。
あの様な難しい施術は一般の方には到底無理だと製作側なら誰でも理解できそうなのに・・・・。
その製品の向こう側には果たしてユーザー様の笑顔はあるのか?さえ疑問に思うところです。
しかし結局選ぶのはお客様です。我々美容師はもっと真実を知りもっと伝えていかなくてはいけません。お客様の信頼を勝ち得てちゃんと選んでもらえる美容師として仕事を全うしていきたいと思います。
そして選ぶお客様も自身の髪の大切な事です。女性は髪が命だと私は感じています。もっとしっかり真実を知りどういうデメリットがあるのか?美容室の方がいいのは知ってるけど何が違うのか対してわからない。
という方は知る必要性があると感じます。デメリット知りその上で使用しないと大変な事になり兼ねます。
今回この記事を読まれてあなた様の行動が変わりより良い美髪ライフを遅れる事を心より願っています。