今、密かにブームとなっている美容成分の『ケイ素(シリカ)』。
最近ではその効果に注目が集まり、美容皮膚科やエステサロン、美容室でも取り扱いが増えており、サプリなども出てきました。
今回はそんな『ケイ素(シリカ)』についてのご紹介です。
ケイ素とは何なのか?
そもそもケイ素とは何なのでしょうか?
よくケイ素とシリカは一緒にされがちですが実は少し違います。
ケイ素は別名シリコンと言いシリカとは二酸化ケイ素と言います。
ケイ素=シリカと混ざることがありますが厳密には少し違ってきます。
地球上で酸素の次に多い物質となっています。なのでこのケイ素、日常的な工業製品を作るために使われたり、人体の様々な部位に含まれており切っても切れない重要な物質だとされています。
最近ではそれらが見直されサプリメントやケイ素水など様々な商品がでてきました。
ケイ素は何に使われるの?
ケイ素は実に沢山の物に使われています。一般的なところでは
- カメラのレンズ
- 窓ガラス
- テレビ・スマホなどの液晶
- 乾燥剤
- ホースやチューブ
- ティッシュペーパー
- 柔軟剤
- メイク用品
などがあります。
また人体の色々な部分にもケイ素は含まれており
- 皮膚
- 骨
- 血管
- 歯
- 爪
- 靭帯
- 細胞壁
- 関節
- 毛髪
などです。
人体を構成するほとんどの部位にケイ素は存在します。
体内に含まれるケイ素は皮膚や骨、爪、血管や毛髪など様々な部位に含まれていると説明しましたが特にコラーゲンの生成やタンパク質の強化を手助けしてくれています。
つまり肌や髪の保湿や強い骨、しなやかな髪にはケイ素の働きが関係していると言われています。
また人体の必須ミネラルの一つで健やかな体には不可欠な成分と言えます。
ケイ素は何にいいの
ケイ素が人体の不可欠な物質というのは分かりましたが具体的に何が良のでしょうか?
抗酸化力
ケイ素(シリコン)は錆びない上に熱を加えても変形しない素材なのでコンピュータのチップや電子レンジの料理用具、豊胸手術まで幅広く使われます。
体内ではコラーゲンがある部分に存在し体が錆びないように守ってくれます。
デトックス
ケイ素は体内に溜まった重金属や有害物質を排出する作用があります。
ケイ素は電気的に有害物質を引きつける働きがあり体内に溜まった水銀、ヒ素、鉛などを尿と共に対外へ排出して体を綺麗にしてくれます。
賦活作用
賦活(ふかつ)とは機能を活発にさせるという意味です。特にケイ素には、新陳代謝を促して細胞を活性化させる効果があり、健康や美容において欠かせない細胞の活性化を支えているのがこのケイ素です。
浄化作用
ケイ素は落ちにくい汚れなどを分解して綺麗にする作用があります。
人体への働きは勿論ですが、野菜などについた汚れや農薬も綺麗に洗い流してくれる使い方もできます。
環境面では汚染された水の浄化に一役買っていたりもします。
浸透作用
ケイ素には優れた浸透性があり、ケイ素を口から飲めば、たちまち体内に浸透して血液と一緒に全身へと運ばれます。
さらに他の成分をナノ化する作用と浸透する作用の相乗効果でケイ素以外の成分も一緒に浸透します。
なので化粧品や医療にもケイ素の浸透力は有効です。
美容室でのケイ素の役割
ケイ素には様々な効果があり密接な関係がある事がわかりました。
では髪に対してはどのような効果がありケイ素を使っていくのでしょうか?
一般的な髪に対しての効果としては白髪や抜け毛の予防、いわるゆアンチエイジング、抗酸化作用やデトックス、賦活作用の効果が期待できます。体の内側から健やかにしていくイメージですね。
美容室での効果的な役割としては浄化作用を活かしてシャンプーに混ぜることにで、よりしっかりと髪を綺麗に洗う事が出来ます。
髪に余分な物や汚れがついていると、その後のカラーやパーマなどの薬剤の妨げになるので、この浄化作用はとても重要な役割になります。
ケイ素は浸透作用も高めてくれるのでケイ素を使う事によりカラーやパーマ剤などの浸透率が上がりより効率的に作用される事が出来ます。結果的に髪のダメージの軽減にも繋がります。
またトリートメント成分なども効率よく浸透してくれるので、いつもよりも質感が向上して驚くほど手触りやツヤ感が良くなるかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?今ジワジワとブームが来ているケイ素。
美容室ではまだ取り扱いが少ないかも知れませんが、その可能性は大いにあるかと思います。
ドランではこれから実験や検証を繰り返し、ケイ素の可能性を広げていきたいと思います。