今、美容室には沢山のパーマメニューがあります。
その中で今回はエアウェーブに続きデジタルパーマについての解説です。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
デジタルパーマとはどんなパーマ?
まずパーマとは1剤と2剤、2種類の薬剤をつかいます。
1剤で髪の中の結合を切断し、筒状のロッドに髪を巻きつけカールやウェーブをつけます。
その後2剤でその形を定着する事でパーマをあてていきます。
デジタルパーマは十数年前から登場したパーマで、「デジパ」ともよく言われます。
エアウェーブなどと同じく、1剤と2剤の間で専用の機械を使ってパーマをあてていきます。
一番の特徴は熱を加えることによりパーマをあてていくことです。
形状記憶パーマとも呼ばれ熱を加えることによりタンパク質の形を変えてカールやウェーブをつけていきます。
イメージ的には縮毛矯正などと近い原理かと思います。
デジタルパーマの特徴
デジタルパーマの特徴はなんといっても熱を使ってパーマをあてるという事です。
熱を使いタンパク質を変形させていくことによりカールやウェーブをつけていきます。
仕上がりがコテで巻いたようなリッジの効いたパーマになるのも特徴でより立体的なカールやウェーブをつくる事ができます。
また普通のパーマであれば、髪が濡れた時が一番ウェーブがでて乾かしていくとウェーブが伸びていくのが一般的ですが、デジタルパーマであれば髪を乾かす際に指でクルクルと巻きながら乾かしていくことで、よりしっかりとカールがでてくれます。
デジタルパーマは熱であてる分、質感も少しカリッとするで弾力のあるスタイルになりやすいです。
またパーマのもちも良いとされているのも特徴です。
特に髪が太い、多い、しっかりしている方などパーマがあたりにくいとされる方に相性がよく、また巻き髪スタイルが好き、リッジの効いたクリッとしたカールが好みの方は特におすすめです。
デジタルパーマのメリット・デメリット
ではデジタルパーマをやる上でメリットやデメリットはなんなのでしょうか?
デジタルパーマのメリット
- パーマのもちが良い
- スタイリングが楽になる
- 大きなカールやウェーブが得意
- ツヤ感がでやすい
・パーマのもちが良い
デジタルパーマといってまじ始めに思い浮かべるのはそのパーマの『もち』でしょうか?
デジタルパーマは熱の力でタンパク質の形を変えていくので普通のパーマよりももつと言われています。
実際に3ヶ月~半年以上もつと言われる方が多いようです。
しかしスタイルチェンジやイメチェンで髪を切ってしまうとどうしようもないのでそこは注意が必要です。
・スタイリングが楽になる
デジタルパーマはドライヤーで乾かした時にしっかりとウェーブがでるパーマであります。
なのでキチンと乾かせば普通のパーマに比べて驚くほどしっかりとウェーブがでてスタイリングも楽です。
スタイルにもよると思いますが、基本は8~9割程度乾かした後に毛先を指にクルクルも巻きつけながら乾かしていくと簡単にパーマスタイルが出来ます。
あとは好みでスタイリング剤をつけたりウェーブを少し伸ばしたり、思い通りのスタイルを楽しんでみて下さい。
・大きなカールやウェーブが得意
普通パーマは濡れている時にウェーブがしっかりとでて、乾かしていくとウェーブが緩くなっていきます。
しかしデジタルパーマは熱処理を行いしっかりとウェーブを定着するので髪を乾かした時にしっかりとパーマがでるようになっています。
乾かす時にきちんとパーマがでるように乾かせば簡単にスタイリング出来るのでパーマスタイルのセットが苦手な方でもやり易いかと思います。
・ツヤ感がでやすい
普通のパーマだと毛髪の水分量が減り、髪がパサつきやすくなったりする場合があります。
しかしデジタルパーマは熱を加えることにより普通のパーマよりもツヤ感がでやすくなる事があります。
ヘアアイロンなどで髪を巻いた時にツヤが出るのと似たようなイメージですね。
ただ髪のダメージが治ったという訳ではなく、あくまでも髪表面のツヤ感が増すということなので注意して下さい。
デジタルパーマのデメリット
- 普通のパーマよりも時間が掛かる
- ショートスタイルや根元のパーマが苦手
- 短期間での繰り返しの施術が難しい
・普通のパーマよりも時間が掛かる
デジタルパーマは普通のパーマに比べて少し特殊で専用の機械も使う為、少し時間がかかってしまいます。
普通のパーマに比べて約20~30分ほど長く時間が掛かるかと思われます。出来れば時間に余裕をもって行くようにしましょう。
・ショートスタイルや根元のパーマが苦手
デジタルパーマは大きななカールやウェーブ、ふんわりとしたパーマは得意ですが、逆にショートスタイルや根元へのパーマは苦手です。
ショートスタイル以外にもソバージュのような細かいカールもつけられません。根元へのパーマもロッドが熱くなるので難しいかと思います。
そういった場合は大人しく別のパーマやおすすめのパーマをスタイリストさんから聞いた方が良いです。
・短期間での繰り返しの施術が難しい
基本的にはデジタルパーマはもちが良いので短期間であてることはないと思うのですが、思ったスタイルと違ったりあてなおして欲しいといった場合難しいです。
デジタルパーマは熱であてているのでダメージが少し特殊です。
なので短期間であててしまうと思った以上にダメージがでたり質感も硬くなったりするのでそこは慎重にならないといけません。
デジタルパーマにおすすめのパーマスタイル
ではどんなヘアスタイルをする時にデジタルパーマはおすすめなのでしょうか?
まずクッキリとリッジに効いた大きなウェーブスタイルにおすすめです。
デジタルパーマの特徴にコテで巻いたような雰囲気になるというものがあります。そういった雰囲気のスタイルなどに特におすすめです。
またややこしいセットが苦手。という方にはデジタルパーマが良いです。
指でクルクルと毛先を巻き込むように乾かせば簡単にパーマがでてくれます。特にデジタルパーマは乾かした時にしっかりとウェーブがでるのでパーマを出しやすいかと思います。
また髪が硬い人や毛量が多い人などもおすすめです。普通のパーマだと中々あたりにくい方でもデジタルパーマであればしっかりとリッジがでて、綺麗にパーマスタイルを作ることができます。
デジタルパーマは熱の力を使ってパーマをあてていくので髪のダメージが気になるところ。しかし、逆を返せば薬剤のパワーを極限まで減らして熱の力を利用する事で結果的に髪のダメージを抑えられるかもしれません。
デジタルパーマはスタイリストの技術力次第でかなり仕上がりが変わってくるメニューなのでデジタルパーマをする際は慎重にいきたいところです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
デジタルパーマは熱の力を使ってパーマをあてる。なので普通のパーマよりもしっかりとあたるイメージです。
またコテで巻いたようなパーマスタイルの雰囲気がだせるのも最大の特徴です。
髪を乾かした後もパーマがダレずにしっかりとしているのでスタイリングも幾分ラクかと思います。
もしそういったパーマをあてたいと希望の方はデジタルパーマをおすすめします。
今や沢山のパーマメニューがありますが、その特徴を理解した上でどのパーマメニューが良いのかみてみて下さい。
また分からない時はしっかりとスタイリストと話し合って素敵なヘアスタイルを手に入れて下さい。