今回は黒染めについて!!黒く染めるくらい簡単だから自分でやっちゃお。なんて方も多いかと思います。そして黒染めを好んでされる方も少ないような印象ですね。学校や職場の規則で黒く染めなおさないといけないと言った理由から黒染めしざる得ない状況で仕方なく。。だからわざわざお金かけて美容室で黒染めなんてしたくない。っという気持ちはかなりわかります。しかしそこには思わぬ落とし穴がありますので今から黒染めをしようと思っている方は必見です。
目次
黒染め市販のものと美容室のものの違いとは?
黒染めに違いなんてあるの?と思われがちですがかなり違いがあります。どう違うのかと言うと黒染めにも種類があります。
その種類とは3つありますので項目にして見ますね。⬇⬇
- 黒染めとして黒い色素を沢山含んだ薬剤
- 白髪染めの3レベル、4レベルの濃いブラウンの染料でできている薬剤。こちらを使っても黒色に仕上がる
- おしゃれ染めのブルーやグレー、スモークといった濁りみのあるヘアカラーとおしゃれ染めの濃いブラウンと混ぜて作るブルーブラック、濃い色目のグレージュなど。
っとこんな感じですね。それぞれにメリット、デメリットがあります。そのメリット、デメリットを今回使うお客様に対してどうメリットが多いのか??で使うものを判断します。これが美容室の黒染めですね。
では市販の黒染めはというと殆どが黒染めとして黒い色素を沢山含んだ薬剤ですね。
当然です。黒染めですから。しかしこの黒い色素を沢山含んだ薬剤のデメリットは
- 色持ちが悪い
- 色持ちが悪いのに毛髪内部には残りやすい
- ムラ染まりしやすい
っといったデメリットがあります。そして2番目の色持ちが悪いのに毛髪内部には残りやすいこれについてどういう事かというと
毛髪の表面には黒染めが退色してブラウンに見えていても毛髪内部には黒い色素が残っているという事。
この黒い色素が毛髪内部に残っていると次のカラー剤を毛髪に塗った場合その黒い色素と混ざって発色したものが濁ったヘアカラーになりやすいです。濁ったヘアカラーになると希望のお色にはならないという事ですね。
新たにその色素を排除するにはブリーチや脱染剤など強力な薬剤を使用しないと剥がれません。
そうなると次はヘアダメージが懸念されます。
ヘアカラーのダメージについてはこちらの記事をお読みください。⬇⬇
正に負のスパイラルです。私自身は殆どの場合黒染めとして黒い色素を沢山含んだ薬剤で黒染めをする事はないですね。
ですから市販での黒染めをセルフで行うのは非常にリスクが多い言えましょう。
白髪染めで黒く染め上げる場合
では市販の黒染めがいかにリスクがあるのかわかったかと思います。美容室ではどれくらいリスクを減らせるのかと言うと…黒染め後にブリーチなどをして脱染しなくても自然退色してくれるっというのが非常に嬉しい事だと思われます。
ブリーチなどをしてしまうと本当に髪の毛がダメージを負ってしまいその後のヘアメンテナンスなどが非常にシビアになってきます。
マメな方ならいいでしょうがそうでなければ非常に大変な作業です。
ではそうならない為には美容室でちゃんとした黒染めをしてもらう事ですね。
しかし上記にも記載したように黒い色素だけで黒染めしてしまうヘアカラーは後に残りやすいです。なので残りにくい自然退色してくれる薬剤を選びましょう。
- それは白髪染めの3レベル、4レベルの濃いブラウン染料でできている薬剤。こちらを使っても黒色に仕上がる
- おしゃれ染めのブルーやグレー、スモークといった濁りみのあるヘアカラーとおしゃれ染めの濃いブラウンと混ぜて作るブルーブラック、濃い色目のグレージュなど。
っと上記にも記載したようにこれらがベストかと思われます。
まずは白髪めで黒染めをする場合は大体3レベル、4レベルくらいのお薬で暗くしていきます。
白髪染めは濃いブラウンの色素でできているので黒くは見えますが黒い色素で染め上げるわけではないので自然退色が見込めます。
私自身も非常によく使うパターンの一つです。
おしゃれ染めで黒染めをする場合
おしゃれ染めで黒染めする場合は主にブルーやグレージュなどの濁りみのある濃い染料で黒染めをしていきます。
実は今流行りのグレージュカラーなどはこれを少し明るくしたようなものですね。
なので黒染めとして濃いめにヘアカラーしても退色してくるとグレージュに見えて退色してきます(毛染めする前のベースカラーにもよるが)
人気のヘアカラーも楽しめて黒染めもできれば一石二鳥ですね。
黒染めを美容室でした時の色持ちとは?
黒染めをしてもすぐ抜けてしまって結局学校職場で怒られた。なんて事もあるようです。
もちろん市販の黒染めなんてもっと早く退色しますが美容室ではいったいどれくらい持つのか?っといいますと1ヶ月程です。黒染め後から二週間ほど経つと少しづつヘアカラーは自然退色していきます。しかしそれより長く保たせたい一心で俗に言うカラス色のような漆黒の黒染めをしてしまうと次回のヘアカラーをする時に影響を与えてしまいます。
あまりにしっかり黒染めしてしまうと次回違う色をヘアカラーしても黒い色素が完全に取れずに混ざり合わせた濁りみのあるお色になるという事です。
次回も少しイメージチェンジしたいなぁっと思っている方は長持ちさせたい気持ちもわかりますがあまりに黒々した黒染めは避けた方がいいかもしれません。
黒染めでも美容室でカラーすると色が選べる?
黒染めと偏に言っても何で黒くするかで変わってきます。
絵の具を思い出して見てください。色んな色の絵の具を混ぜ合わせていくと段々と濁った色味になりませんか?
少し茶色を帯びた濁った色味になるかと思います。
ヘアカラーも同じで色々と混ぜ合わせていくと段々と濁っていきます。
しかしそのバランスさえ上手く調合すれば黒く見せながら色味も楽しむ事ができます。
ブルーブックやブラックグレージュというヘアカラーなどはヘアカラーのバランスをしっかり見極めて作り出すカラーの一つです。
そして最近では人気色の一角を担うまでになっています。暗めのヘアカラーが流行している近年では室内では暗く見えるが外の自然光が当たればふんわり柔らかい色になるブルーブラックやブラックグレージュは非常にトレンドカラーとなっていますね。
黒染めを美容室でした場合の値段は?
黒染めなんて本当はしたくないのに美容室でヘアカラーしたらお値段が…っと気持ちは非常にわかります。結論から言うと黒染めでも普通のヘアカラーと同じ料金設定のところが殆どです。
むしろ黒染めの方が施術する美容師さんには難しかったり一工夫しなければならない事が多いです。
どう言うところが難しいかと言うと⬇⬇
- 次回のヘアカラーを考慮してヘアカラーをしなければならない
- どれくらいの期間持たすのかをお客様の要望を聞き二週間後ならば二週間後どのようになっているかイメージしなければならない
- 黒からの退色は分かりやすいので黒すぎてもダメ、明るすぎてももっとダメっと狙う幅がピンポイント
- ムラになりやすい
- 色味を入れたい黒染めの場合は一回で入りきらない事が多い
などなど普通のヘアカラーより難易度が上がる場合が多いです。
だから黒染めだからと言って黒くするだけでしょ?美容室に行くの勿体ないから自分でセルフでやっちゃお!っと言う風にならない方が得策かと思います。
黒染めを美容室でした場合にかかる時間は?
黒染めは色味を入れていく作業です。普通のヘアカラーより少し長く放置時間を伸ばす場合があります。
また上記にあげた難しい点に直面した場合は通常のヘアカラーよりお時間も全然頂戴する形になります。
何回も記載してますが黒染め=簡単ではないのでしっかりと美容師さんとのカウンセリングから施術時間を聞いておきましょう。
時間にすれば大体2時間程度あれば終了できるかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
黒染めを美容室で施術した方がいい?その本当の理由とは?
黒染め=簡単と思われがちですが意外と黒染めの方が難しかったりします。カラス色の黒染めならば簡単なのかもしれませんがそれでは次回のヘアカラーにかなり影響を与えます。大体の方が自然な地毛のお色の黒を希望されるパターンが多いです。又私自身もそれくらいの黒染めをオススメ致します。
でも自分がやりたい色ではないのに黒染めする場合はどうしてもお金をかけたくないものです。
あなたの次回からのヘアカラーを楽しむための今回は土台作りだと思って安易に考えずに担当の美容師さんにご相談される事をオススメします。
又 DRANでも相談や質問などは下記のLINE@から受け付けておりますので是非何かあれば質問してみてくださいね。
では楽しいヘアカラーライフを。